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サムエル記下 5:1-23 リビングバイブル (JLB)

1.  イスラエルの全部族の代表者たちは、ヘブロンにいるダビデのもとへ来て、忠誠を誓いました。「私どもは、あなた様の血を分けた兄弟でございます。 

2. サウルが王であった時にも、ほんとうの指導者は、あなた様でした。 神様は、あなた様こそイスラエルの指導者だ、とおっしゃっておいでです。」

3.  ダビデは、ヘブロンに集まったイスラエルの指導者たちと、神様の前で契約を結びました。 彼らはダビデを、イスラエルの王座に迎えたのです。 

4-5. ダビデはすでに、三十歳の時から七年間、ユダの王として君臨していました。 こののちエルサレムで三十三年間、イスラエルとユダの全土を治めることになったのです。 ダビデが王位にあったのは、合わせて四十年になります。

6.  さて、ダビデは兵を率いてエルサレムへ向かい、そこに入り込んでいたエブス人と戦いました。彼らは豪語しました。 「おまえなんかに攻め入られてたまるか。 おまえなど盲人や足なえにだって、簡単につまみ出せるわ!」 彼らは、安心しきっていたのです。 

7. ところが、ダビデ軍はエブス人を打ち負かし、現在ダビデの町と呼ばれている、シオンの要害を占領したのです。

8.  町を守る者たちの暴言を耳にしたダビデは、水くみの地下道をくぐって町に攻め上り、あの『ちんば』や『めくら』のエブス人を滅ぼせ。 憎いやつらだ」と命じました。 このことから、「盲人や足なえは宮に入ってはならない」と言われるようになったのです。

9.  ダビデは、シオンの要害をダビデの町と呼び、本拠地に定めました。 ついで町の旧ミロ地区から北側に、現在のエルサレムの中心部に向かって、城壁を築いたのです。 

10. ダビデの勢力はますます強大になりました。 天地を支配なさる神様が共におられたからです。

11.  ツロの王ヒラムからは、ダビデ王の宮殿建設のために、上等の木材、大工、石工が送られて来ました。 

12. 今やダビデは、神様が自分を王位につかせ、豊かな王国としてくださったわけを、はっきり知ったのです。 それは、神様がイスラエル国民を選び出し、特別な恵みを注ごうとされたからでした。

13.  ヘブロンからエルサレムへ移ってからも、ダビデはさらに妻やそばめを迎え入れ、次々と息子や娘をもうけました。 

14-16. エルサレムで生まれた子供は、次のとおりです。シャムア、ショバブ、ナタンソロモン、イブハル、エリシュアネフェグ、ヤフィア、エリシャマエルヤダ、エリフェレテ

17.  ペリシテ人は、ダビデがイスラエル王になったと聞くと、なんとか彼を捕らえようとしました。 しかし、ペリシテ人来襲の報が伝わると、ダビデは直ちに要害に立てこもったのです。 

18. ペリシテ人は、レファイムの谷間一帯に隊を配置しました。

19.  「打って出て、戦うべきでしょうか。 勝てるでしょうか。」 ダビデは神様にうかがいました。「よし、打って出ろ。 ペリシテ人をおまえの手に渡そう」というお答えです。

20.  ダビデは勇んで出陣し、バアル・ペラツィムで戦い、みごと敵を打ち破りました。 「神様のおかげだ! 神様は押し寄せる洪水のように、敵をひと飲みになさった。」 こうダビデが叫んだので、そこは、バアル・ペラツィム〔決壊〕と呼ばれるようになったのです。 

21. その時、ダビデ軍は、ペリシテ人が置き去りにした多くの偶像を、運んでは投げ捨てました。 

22. ところが、ペリシテ人はまたもや反撃に出、レファイムの谷間に陣を敷いたのです。

23.  ダビデは、どうすべきか神様にうかがいを立てました。 答えはこうです。 「正面から攻めるな。 敵の背後に回り、バルサム樹の林から出て来い。 

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