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サムエル記下 20:15-26 リビングバイブル (JLB)

15. しかし、追いついたヨアブ軍は町を包囲し、城壁に向かってとりでを築きました。 城壁を打ちこわそうというのです。

16.  その時、町の中から、一人の賢明な女が呼びかけました。 「もし、ヨアブ様、ちょっとここまでおいでくださいまし。 お話し申し上げたいことがございます。」

17.  ヨアブが近づいて行くと、女は、「ヨアブ様ですね」と念を押しました。「いかにも、わしがヨアブだ。」

18.  「実は、昔から『物事に決着をつけたければ、アベルの人に聞け』と申すんでございます。 いつも、私どものお勧めすることが、理にかなっているようでございましてね。 

19. 私どもの町は、昔から平和を愛し、イスラエルに忠誠を尽くしてまいりました。 今、この町を攻めるおつもりですとか。 どうして、この神様の町を滅ぼそうとなさるんですか。」

20.  「そんなつもりでは決してないのだ。 

21. わしらの目あては、エフライム山地出身のシェバという男だけでな。 そいつはダビデ王に背いたのだ。 やつさえ引き渡してもらえれば、何の手出しもせずに引き揚げるさ。」「かしこまりました。 その男の首を、城壁の上から投げ落としてご覧に入れましょう。」

22.  女はさっそく、賢明にも、この考えどおり住民を動かしました。人々はシェバの首をはね、ヨアブのところに投げ落としたのです。ヨアブはラッパを吹き鳴らして兵を呼び戻し、エルサレムの王のもとへ引き揚げました。

23.  ところで、ヨアブはイスラエル軍の最高司令官、ベナヤは王の護衛長でした。 

24. アドラムは労務長官、ヨシャパテは史書編纂者、

25. シェワは書記、ツァドクとエブヤタルは祭司長でした。 

26. ヤイル人イラは王直属の祭司でした。

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