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サムエル記下 19:28-39 リビングバイブル (JLB)

28. 私も親族もみな、死刑宣告を受けて当然の身でございましたのに、陛下はこの私めに、陛下の食卓で食事する栄誉をお与えくださいました。 この上、何を申し上げることがございましょう。」

29.  「わかった。 ではこうするとしよう。 おまえとツィバとで、領地を二分するがよい。」

30.  「どうぞ、全部ツィバにやってください。 陛下に無事お戻りいただけただけで、本望でございます。」

31-32. 王とその軍隊がマハナイムに寄留していた時、一行の面倒を見てくれたバルジライが、ヨルダン川を渡る王の案内を務めようと、ログリムからやって来ました。 かれこれ八十歳になろうという老人でしたが、非常に裕福に暮らしていました。

33.  王はバルジライに請いました。 「いっしょに来て、エルサレムで暮らさんかね。 ぜひお世話したいと思うのだが。」

34.  「とんでもございません。 わしゃもう、あまりにも年をとりすぎておりますわい。 

35. 八十にもなっては、余命いくばくもございません。 ごちそうやぶどう酒の味も、わからんようになっとります。 余興も楽しゅうはございません。 足手まといになるばかりでございます。 

36. ただ、ごいっしょに川を渡らせていただければと思いましてな。 これほど名誉なことは、ございますまい。 

37. そうしたら戻りますわい。 両親の墓のある故郷で死にとう存じます。 で、ここに控えておりますのがキムハムと申しますが、これにお供をさせていただけませんかな。 どうか、わしの代わりに面倒を見ていただきとう存じます。」

38.  「それはいい。 キムハムとやらを連れてまいろう。 ご恩返しのつもりで世話させていただきますぞ。」

39.  こうして、全員が王とともにヨルダン川を渡り終えました。 ダビデから祝福の口づけを受けると、バルジライは家路につきました。 

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