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サムエル記下 18:14-21 リビングバイブル (JLB)

14.  「たわ事を言うな!」 こう言い捨てると、ヨアブは三本の槍を取り、宙づりになったままで息も絶え絶えの、アブシャロムの心臓を突き刺しました。 

15. ヨアブ直属の若いよろい持ち十人も、アブシャロムを取り巻き、とどめを刺しました。 

16. ヨアブはラッパを吹き鳴らし、イスラエル軍追撃をやめて、兵を引き揚げました。 

17. 一行はアブシャロムの死体を森の深い穴に投げ込み、石を山のように積み上げました。 イスラエル軍兵士は、てんでに家へ逃げ帰りました。

18.  生前アブシャロムは、王の谷に自分の記念碑を建てていました。 「私には跡取りの息子がいないから」と述懐していたそうです。 彼が「アブシャロムの記念碑」と名づけたそれは、今も残っています。

19.  ツァドクの子アヒマアツが申し出ました。 「この吉報を陛下にお伝えする役目を、ぜひとも私に仰せつけください。 神様が敵アブシャロムの手から救い出してくださったのですから。」

20.  「いかんいかん。 王子が死んだことなど、良い知らせとは言えん。 おまえには、また別の機会に働いてもらうよ。」

21.  こう言うと、ヨアブは一人のクシュ人に命じました。 「さあ、行ってくれ。 見たとおりを陛下にお知らせするのだ。」 男はヨアブに一礼すると、すぐ走りだしました。

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