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サムエル記下 12:6-18 リビングバイブル (JLB)

6. 償いもさせろ。 貧しい男に子羊四頭を返すのだ。 なにしろ、盗んだだけでなく、そいつには、まるであわれみの心というものがないんだからな。」

7.  すると、ナタンはダビデに言いました。 「陛下です。 陛下こそ、その大金持ちなのです! イスラエルの神様は、こう仰せられます。 『わたしはおまえをイスラエルの王とし、サウルの迫害から救い出してやった。 

8. そして、サウルの宮殿や妻たち、イスラエルとユダの王国も与えてやったではないか。 なお足りないというなら、もっともっと多くのものを与えてやっただろう。 

9. それなのに、どうして、わたしのおきてをないがしろにして、こんな恐ろしい罪を犯したのか。 おまえはウリヤを殺し、その妻を奪ったのだ。 

10. よいか、これからは殺害の恐怖が常におまえの家を脅かす。 ウリヤの妻を奪って、わたしの顔につばするようなまねをしたからだ。 

11. はっきり言っておく。 このしわざの報いで、おまえは家族の者から背かれる。 また、妻たちはほかの者に取られる。 男たちが白昼公然と、彼女たちのところに入って寝るだろう。 

12. おまえは人目を忍んで事を行なったが、わたしは全イスラエルの目の前で、おまえをこんな目に会わせよう。』」

13.  「私は神様に罪を犯しました」と、ダビデはナタンに告白しました。ナタンは答えました。 「そのとおりだ。 しかし、神様はその罪を赦してくださった。 だから、罰を受けて死ぬことはない。 

14. ただし、神に敵する者たちに、神様をあなどる絶好の機会を与えたので、生まれてくる子供は死ぬ。」

15.  こののち、ナタンは家へ戻りました。 神様は、バテ・シェバが産んだ子を、重い病気にかからせました。 

16. ダビデはその子が助かるように祈り求め、断食して、一晩中、神様の前で地にひれ伏していました。 

17. 国の指導者たちは、身を起こして、いっしょに食事をとるよう、しきりに頼みましたが、頑として聞き入れません。 

18. 七日目に、赤ん坊はとうとう息を引き取りました。 側近の者は、そのことをダビデに告げるのをためらいました。「陛下は、あのお子が病気になったことで、あんなにおこころを乱された。 亡くなったと聞いたら、いったいどうなさるだろう」と心配したのです。

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