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サムエル記下 12:4-14 リビングバイブル (JLB)

4. そんなある日、金持ちのほうに客が一人ありました。 ところが、客をもてなすのに、自分の群れの子羊を使うのは惜しいとばかり、貧しい男の雌の子羊を取り上げ、それを焼いてふるまったのです。」

5.  ここまで聞くと、ダビデはかんかんに腹を立てました。 「生ける神様に誓うぞ。 そんなことをする奴は死刑だ! 

6. 償いもさせろ。 貧しい男に子羊四頭を返すのだ。 なにしろ、盗んだだけでなく、そいつには、まるであわれみの心というものがないんだからな。」

7.  すると、ナタンはダビデに言いました。 「陛下です。 陛下こそ、その大金持ちなのです! イスラエルの神様は、こう仰せられます。 『わたしはおまえをイスラエルの王とし、サウルの迫害から救い出してやった。 

8. そして、サウルの宮殿や妻たち、イスラエルとユダの王国も与えてやったではないか。 なお足りないというなら、もっともっと多くのものを与えてやっただろう。 

9. それなのに、どうして、わたしのおきてをないがしろにして、こんな恐ろしい罪を犯したのか。 おまえはウリヤを殺し、その妻を奪ったのだ。 

10. よいか、これからは殺害の恐怖が常におまえの家を脅かす。 ウリヤの妻を奪って、わたしの顔につばするようなまねをしたからだ。 

11. はっきり言っておく。 このしわざの報いで、おまえは家族の者から背かれる。 また、妻たちはほかの者に取られる。 男たちが白昼公然と、彼女たちのところに入って寝るだろう。 

12. おまえは人目を忍んで事を行なったが、わたしは全イスラエルの目の前で、おまえをこんな目に会わせよう。』」

13.  「私は神様に罪を犯しました」と、ダビデはナタンに告白しました。ナタンは答えました。 「そのとおりだ。 しかし、神様はその罪を赦してくださった。 だから、罰を受けて死ぬことはない。 

14. ただし、神に敵する者たちに、神様をあなどる絶好の機会を与えたので、生まれてくる子供は死ぬ。」

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