旧約聖書

新約聖書

サムエル記下 12:11-26-27 リビングバイブル (JLB)

11. はっきり言っておく。 このしわざの報いで、おまえは家族の者から背かれる。 また、妻たちはほかの者に取られる。 男たちが白昼公然と、彼女たちのところに入って寝るだろう。 

12. おまえは人目を忍んで事を行なったが、わたしは全イスラエルの目の前で、おまえをこんな目に会わせよう。』」

13.  「私は神様に罪を犯しました」と、ダビデはナタンに告白しました。ナタンは答えました。 「そのとおりだ。 しかし、神様はその罪を赦してくださった。 だから、罰を受けて死ぬことはない。 

14. ただし、神に敵する者たちに、神様をあなどる絶好の機会を与えたので、生まれてくる子供は死ぬ。」

15.  こののち、ナタンは家へ戻りました。 神様は、バテ・シェバが産んだ子を、重い病気にかからせました。 

16. ダビデはその子が助かるように祈り求め、断食して、一晩中、神様の前で地にひれ伏していました。 

17. 国の指導者たちは、身を起こして、いっしょに食事をとるよう、しきりに頼みましたが、頑として聞き入れません。 

18. 七日目に、赤ん坊はとうとう息を引き取りました。 側近の者は、そのことをダビデに告げるのをためらいました。「陛下は、あのお子が病気になったことで、あんなにおこころを乱された。 亡くなったと聞いたら、いったいどうなさるだろう」と心配したのです。

19.  しかしダビデは、ひそひそ話し合っている彼らの様子から、何が起こったかを悟りました。「赤ん坊は死んだのか。」「はい、お亡くなりになりました。」 

20. すると、ダビデは身を起こし、体を洗い、髪をとかし、服を着替え、神の天幕に入って、神様を礼拝したのです。 それから宮殿に帰って、食事をしました。 

21. これには、家来のほうが、あっけにとられました。「陛下のなさりようはどうも解せません。 お子様が生きておいでの間は、泣いて断食までなさいましたのに、亡くなられたとたん、嘆きもなさらず、食事までなさるとは……。」

22.  「子供が生きておる間は、断食をして泣いた。 『もしかしたら、神様があわれんで、回復させてくださるかもしれない』と思ったからだ。 

23. しかし、死んでしまった今、断食して何になる。 もう、あの子を呼び戻せはしない。 わしがあの子のところへ行くことはできても、あの子はここへは戻って来ないのだ。」

24.  ダビデはバテ・シェバを慰めました。 彼女は、またみごもり、やがて男の子を産みました。 その子はソロモンと名づけられました。 その子を愛した神様は、 

25. 預言者ナタンを遣わして、祝福のことばを贈りました。 ダビデは神様のお気持ちにこたえて、赤ん坊をエディデヤ〔「神に愛された者」の意〕という愛称で呼ぶことにしたのです。

26-27. そうこうするうち、ヨアブの率いるイスラエル軍は、アモン人の首都ラバを完全に包囲しました。 ヨアブはダビデに伝令を送りました。 「ラバとその美しい港は、もうわれわれのものです。 

完全な章を読みます サムエル記下 12