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サムエル記下 11:4-22 リビングバイブル (JLB)

4. ダビデは女を召し入れました。 忍んで来た彼女と、一夜を共にしたのです。 彼女はちょうど、月経後のきよめの儀式を終えたところでした。 こうして彼女は家に帰りました。 

5. しかし、このことで妊娠したことを知ると、人をやってダビデに知らせました。

6.  何とかしなければなりません。 ダビデは急いでヨアブに伝令を送り、「ヘテ人ウリヤを帰還させよ」と命じました。 

7. 戻ったウリヤに、ダビデは、ヨアブや兵士の様子、戦況などを尋ねました。 

8. そして、家へ帰ってゆっくり骨休めをせよ、と勧めてやったのです。みやげの品も持たせました。 

9. ところが、ウリヤは自宅に戻らず、王の家来たちとともに、宮殿の門のそばで夜を過ごしたのです。

10.  ダビデはそれを知ると、さっそく呼んで尋ねました。 「いったい、どうしたのだ。 長く家から離れていたというのに、なぜ、昨夜は細君のもとへ戻らなかったのだ。」

11.  「恐れながら陛下、神の箱も、総司令官も、その配下の方々も、みな戦場で野宿しておられます。 それなのに、どうして私だけが家に帰って飲み食いし、妻と寝たりできましょう。 誓って申し上げます。 そんな罪深いことをいたす気は、毛頭ございません。」

12.  「よかろう。 では今夜も、ここにとどまるがよい。 あすは軍務に戻ってもらうから。」こうして、ウリヤは宮殿から離れませんでした。 

13. ダビデは彼を食事に招き、酒をすすめて酔わせました。 しかし何としても、彼は自宅に帰ろうとはせず、その夜もまた、宮殿の門のわきで寝たのです。

14.  翌朝、ついにダビデはヨアブあてに手紙をしたため、それをウリヤに持たせました。 

15. その書面で、ウリヤを激戦地の最前線に送り、彼だけ残して引き揚げ、戦死させるように、と指示したのです。 

16. ヨアブはウリヤを、包囲中の町の最前線に送り込みました。 町を守っているのは、敵の中でもえり抜きの兵ぞろいだと知っていたからです。

17. 案の定、ウリヤは数人のイスラエル兵士とともに戦死しました。

18.  ヨアブは戦況報告をダビデに送る際、 

19-21. 使いの者にこう言い含めました。 「もし陛下がお怒りになって、『なぜ、そんなに町に近づいた。 城壁の上から敵が射かけてくるのを、考えに入れなかったのか。 アビメレクはテベツで、城壁の上から女が投げ落としたひき臼で、いのちを落としたんだぞ』とおっしゃったならな、『ウリヤも戦死いたしました』と申し上げるがよい。」

22.  使者はエルサレムに着くと、ダビデに報告しました。

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