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サムエル記上 22:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  ダビデはガテを去り、アドラムのほら穴へ逃げのびました。 そうこうするうち、そこに兄弟や身内の者が、おいおい集まって来たのです。 

2. そのほか、問題や借金をかかえた者、不満をいだいている連中などが集まって来たので、たちまちダビデは、約四百人の子分を持つ頭領となってしまいました。

3.  ダビデはこのあとモアブのミツパへ行き、モアブ王に、事態がはっきりするまで両親を保護してもらえないかと頼みました。 

4. それで両親は、ダビデがほら穴に陣取っていた間、ずっとモアブ王のもとにいたのです。

5.  ある日のこと、預言者ガドがダビデに、ほら穴を出てユダへ帰るようにとの、神様のお告げを伝えました。 そこでダビデは、ハレテの森へ移ったのです。 

6. ダビデがユダに戻ったという知らせは、やがてサウル王に届きました。 ちょうどその時、サウル王はギブアの柳の木の下で、槍をもてあそびながら座っていたところでした。 ぐるりには家来が並んでいました。

7.  その知らせを聞いた時、王は声を上ずらせて言いました。 「ベニヤミンの者たちよ、よく聞け! ダビデはおまえたちに畑やぶどう畑をくれ、軍隊の指揮官に取り立ててやるとでも約束したか。 

8. なのにどうして、おまえたちはわしを欺いた? だれ一人、わしの息子がダビデに通じていることを、話してくれなかったではないか。 わしのために悲しんでくれる者もおらん。 考えてもみてくれ。 息子が、ダビデがわしを殺しに来るのを助けておるのだ。」

9-10. その時、家来の中に同席していたエドム人ドエグが口を開きました。 「私がノブにおりました時、ダビデが祭司アヒメレクと話しているのを見かけました。 アヒメレクは、ダビデのために神様におうかがいを立て、その上、パンとペリシテ人ゴリヤテの剣を与えたのでございます。」

11-12. 王は、直ちに、アヒメレクとその全家族、それにノブにいる祭司全員を呼び寄せました。 一同がそろうと、激しい口調でアヒメレクを責めました。 「よく聞け、アヒトブの息子めっ!」「何でございましょう。」 アヒメレクはびくびくしながら答えました。

13.  「おまえはダビデとぐるになって、このわしに盾つく気か。 どうして、ダビデにパンと剣を与えたり、神様におうかがいを立ててやったりしたんだ。 あいつをたきつけて謀反を起こさせ、わしを攻めさせるつもりだったんだな。」

完全な章を読みます サムエル記上 22