旧約聖書

新約聖書

サムエル記上 17:4-7-19 リビングバイブル (JLB)

4-7. その時、ゴリヤテというガテ出身のペリシテ一の豪傑が、陣営から出て来て、イスラエル軍に向き直りました。 身長が三メートル以上もある巨人で、青銅のかぶとをかぶり、百キロもあるよろいに身を固め、青銅のすね当てを着け、十二キロもある鉄の穂先のついた、太い青銅の投げ槍を持っていました。 盾持ちが、大きな盾をかかえて先に立って歩いていました。

8.  仁王立ちのゴリヤテは、イスラエルの陣営に響き渡るように、大声で叫びました。 「よく、こうも大ぜいそろえたもんだな。 おれはペリシテ人の代表だ。 おまえらも代表を一人選んで一騎打ちをし、それで勝負をつけようじゃないか。 

9. もし、おまえらの代表の手にかかっておれ様が倒れでもすりゃあ、おれたちは奴隷になるさ。 だがな、このおれ様が勝ちゃあ、おまえらが奴隷になるんだ。 

10. さあ、どうした。 イスラエル軍には人がいないのか。 おれと戦う勇気のあるやつは出て来い。」

11.  サウルとイスラエル軍は、これを聞いてすっかり取り乱し、震え上がってしまいました。 

12. ところで、ダビデには七人の兄がいました。 ダビデは、ユダのベツレヘムに住む、エフラテ人エッサイ老人の息子でした。 

13. 三人の長兄、エリアブとアビナダブとシャマは、この戦いに義勇兵として従軍していたのです。 

14-15. 末っ子のダビデは、サウルの身辺の警護にあたりながら、時々ベツレヘムへ帰り、父の羊を飼う仕事を手伝っていました。 

16. ところで、例の巨人は、四十日間、毎日、朝と夕の二回、イスラエル軍の前に姿を現わし、これ見よがしにのし歩いてみせるのでした。

17.  ある日、エッサイはダビデに言いつけました。 「さあ、この炒り麦一枡と、パン十個を、兄さんたちに届けてくれないか。 

18. このチーズは隊長さんに差し上げてな、あの子たちの様子を見て来ておくれ。 手紙をことづかるのも忘れんようにな。」

19.  サウルとイスラエル軍は、エラの谷に陣を敷いていました。

完全な章を読みます サムエル記上 17