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サムエル記上 17:35-50-51 リビングバイブル (JLB)

35. そんな時、ぼくは棒を持って追いかけ、その口から子羊を助け出すんです。 もしそいつらが襲いかかって来たら、あごひげをつかんで、たたきのめしてやるんです。 

36. ライオンも熊も、こうしてやっつけてきました。 あの、神様を知らないペリシテ人だって、同じ目に会わせてやります。 生ける神様の軍勢をあなどったやつですから。 

37. ライオンや熊の爪や歯から救い出してくださった神様は、あのペリシテ人の手からも、ぼくを救い出してくださるに違いないんです!」サウルは、ついに首をたてに振りました。 「よし、行け。 神様がついておられるように。」

38-39. サウルは、自分の青銅のかぶととよろいをダビデに与えました。ダビデはそれをまとい、剣を着け、試しに一、二歩、歩いてみました。 そんなものを身に着けたことがなかったからです。 「これじゃ、身動きがとれません。」 たちまち彼は悲鳴をあげ、脱いでしまいました。

40. それから、川からなめらかな石を五つ拾って来ると、羊飼いが使う袋に入れました。 そして、羊飼いの杖と石投げだけを持って、ゴリヤテに向かって行ったのです。 

41-42. ゴリヤテは盾持ちを先に立て、ゆっくり近づいて来ましたが、紅顔の美少年だとわかると、ふふんと鼻で笑い、どなり散らしました。

43.  「杖なんか持って来やがって、おれ様を犬っころ扱いする気かっ。」彼は自分の神々の名をあげてダビデをのろい、 

44. 「さあ、来い。 おまえの肉を鳥や獣にくれてやるわい!」と叫びました。

45.  ダビデも負けてはいません。 「おまえは剣と槍で立ち向かって来るが、ぼくは天地の主であり、おまえがばかにしたイスラエルの神様のお名前によって立ち向かうのだ。 

46. きょう、神様がおまえを打ち負かしてくださる。 おまえの息の根を止め、首をはねてやるからな。 そして、おまえらのしかばねを鳥や獣にくれてやる。 こうして全世界は、イスラエルに神様がおられることを知るんだ。 

47. そしてイスラエルは、神様が武器に頼らずにご計画を実現なさるってことを学ぶんだ。 つまり、神様の事業は人間の手だてとは無関係だってことをな。 神様はおまえたちを、われわれの手に渡してくださったのだ。」

48-49. 近づいて来るゴリヤテめがけて、ダビデは駆け寄りました。 そして、袋から石を一つ取り出すと、石投げでそれを放ちました。 石は、ゴリヤテの額にみごと命中! がっちり額にくい込み、巨体は揺らいで、どさりと倒れました。 

50-51. ダビデは石投げと石一つで、このペリシテ人の大男をしとめたのです。 剣を持っていなかったダビデは、走り寄ってゴリヤテの剣を抜き放ち、それでとどめを刺して、首をはねました。 さあ、たいへんです。 自分たちのヒーローがやられてしまったのです。 ペリシテ人はしっぽを巻いて逃げ出しました。

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