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サムエル記上 17:30-38-39 リビングバイブル (JLB)

30.  ダビデは、ほかの人のところへ行って、次々に同じ質問をして回りました。 だれからも同じような答えが返ってきます。 

31. そのうち、ダビデのことばの裏にある意図をくんだだれかが、そのことをサウル王に告げたので、王はダビデを呼びにやりました。

32.  ダビデはきっぱり言いました。 「こんなこと、ご心配には及びません。 ぼくが、あのペリシテ人を片づけます。」

33.  「冗談言うな! おまえみたいな小僧が、どうしてあんな大男と渡り合えるんだ。 まだ子供じゃないか。 あいつは小さい時から鍛えた戦士なんだぞ!」

34.  「ぼくは父の羊を飼っているんですが、ライオンや熊が現われて、群れの子羊を奪って行くことがよくあります。 

35. そんな時、ぼくは棒を持って追いかけ、その口から子羊を助け出すんです。 もしそいつらが襲いかかって来たら、あごひげをつかんで、たたきのめしてやるんです。 

36. ライオンも熊も、こうしてやっつけてきました。 あの、神様を知らないペリシテ人だって、同じ目に会わせてやります。 生ける神様の軍勢をあなどったやつですから。 

37. ライオンや熊の爪や歯から救い出してくださった神様は、あのペリシテ人の手からも、ぼくを救い出してくださるに違いないんです!」サウルは、ついに首をたてに振りました。 「よし、行け。 神様がついておられるように。」

38-39. サウルは、自分の青銅のかぶととよろいをダビデに与えました。ダビデはそれをまとい、剣を着け、試しに一、二歩、歩いてみました。 そんなものを身に着けたことがなかったからです。 「これじゃ、身動きがとれません。」 たちまち彼は悲鳴をあげ、脱いでしまいました。

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