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サムエル記上 17:25-35 リビングバイブル (JLB)

25.  「あの大男を見ろよ。 イスラエル全軍をなめていやがる。 あいつを倒した者には、王様からしこたまごほうびがいただけるんだとよ。 なんでも、王女様の婿にしてもらえる上、一族はみな税を免除されるそうだぜ。」

26.  ダビデは、ほんとうの話かどうか、そばに立っている人たちに確かめようとしました。 「あのペリシテ人を倒して、イスラエルへの悪口雑言をやめさせれば、何かいただけるのでしょうか。 全く、生ける神様の軍勢に公然と逆らうなんて! いったい、あの、神様を知らないペリシテ人は何者ですか。」 

27. 答えは先ほどと変わりません。

28.  ところが、長兄エリアブは、ダビデがそんな話に首を突っ込んでいるのを聞いて、腹を立てました。「いったい、ここへ来て、何しようっていうんだ。 羊の世話はどうした。 とんでもないうぬぼれ屋の餓鬼め。 いくさ見たさに、のこのこやって来たんだろう。」

29.  「ぼくが、何をしたっていうんです? ただちょっと尋ねただけじゃありませんか。」

30.  ダビデは、ほかの人のところへ行って、次々に同じ質問をして回りました。 だれからも同じような答えが返ってきます。 

31. そのうち、ダビデのことばの裏にある意図をくんだだれかが、そのことをサウル王に告げたので、王はダビデを呼びにやりました。

32.  ダビデはきっぱり言いました。 「こんなこと、ご心配には及びません。 ぼくが、あのペリシテ人を片づけます。」

33.  「冗談言うな! おまえみたいな小僧が、どうしてあんな大男と渡り合えるんだ。 まだ子供じゃないか。 あいつは小さい時から鍛えた戦士なんだぞ!」

34.  「ぼくは父の羊を飼っているんですが、ライオンや熊が現われて、群れの子羊を奪って行くことがよくあります。 

35. そんな時、ぼくは棒を持って追いかけ、その口から子羊を助け出すんです。 もしそいつらが襲いかかって来たら、あごひげをつかんで、たたきのめしてやるんです。 

完全な章を読みます サムエル記上 17