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サムエル記上 15:3-14 リビングバイブル (JLB)

3. さあ、攻め上って、アマレク人を一人残らず滅ぼしてしまえ。 男も女も、子供も赤ん坊も、牛も羊も、らくだもろばも徹底的にだ。』」

4.  サウルは兵をテライムに集結させました。 兵力は二十万で、それにユダの兵一万が加わりました。 

5. そして、アマレク人の町へ行き、谷に陣を敷きました。 

6. サウルはケニ人に使者を立て、アマレク人と運命を共にしたくなければ彼らの中から出て行け、と警告しました。 イスラエル人がエジプトから脱出した時、ケニ人は親切にしてくれたからです。 ケニ人はさっそく荷物をまとめ、アマレク人の中から出て行きました。

7.  そののちサウルは、ハビラからエジプトの東方、シュルに至る道で、アマレク人を打ち殺しました。 

8. 王アガグを捕虜にしたほかは、一人残らず殺しました。 

9. ところが、サウルとその国民は、羊や牛の最上のもの、子羊のまるまる太ったものを、取り分けておいたのです。 どれもこれも、とても気に入ったからです。 あまり値打のない、つまらないものだけを殺したのです。 

10. その時、神様はサムエルに語りかけました。

11.  「サウルを王にしたのが残念だ。 二度までもわたしに逆らった。」サムエルは、そのことばに激しく動揺し、夜通し神様に叫び続けました。 

12. 翌朝はやく、サウルに会いに出かけようとした時、「サウル王はカルメル山へ行って自分のために記念碑を建て、それからギルガルへ引き返しました」と告げる者がありました。 

13. ようやくサムエルが捜しあてると、サウルは上きげんであいさつしてきたのです。「これは、ようこそ。 ご安心ください。 神様の命令はすべて守りました。」

14.  「なに、では、この耳に聞こえてくる、メエメエ、モウモウという鳴き声は、いったい何じゃ。」

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