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サムエル記上 13:12-20 リビングバイブル (JLB)

12. 敵はすぐにも進撃を開始してくるでしょう。 なのに、まだ神様に助けを請うていません。 とてもあなた様を待ちきれません。 それでやむなく、自分でいけにえをささげてしまったのです。」

13.  「な、なんと愚かなことを!」 サムエルは思わず叫びました。「よくも神様の命令を踏みにじったものだ……。 神様はあなたの家系を、子々孫々まで、永遠にイスラエルの王に定めておられたのに。

14. だが、もはやあなたの王家も終わりだ。 神様が望んでおられるのは、ご自分に従う者なのだ。 すでに、おこころにかなう人を見つけて、王としてお立てになった。 それというのも、あなたがご命令に背いたからだ。」

15.  サムエルはギルガルを発って、ベニヤミン領内にあるギブアへ上って行きました。一方、サウルは自分の指揮下にある兵を数えてみました。 なんと、たった六百人しか残っていません。 

16. サウルとヨナタンと六百の兵は、ベニヤミンの地のゲバに駐屯し、ペリシテ人はミクマスに腰をすえていました。 

17. やがて三つの侵略部隊が、ペリシテ人の陣営からくり出されました。 一隊はシュアルの地にあるオフラに向かい、

18. もう一隊はベテ・ホロンに向かい、第三の隊は荒野に接するツェボイムの谷を見下ろす境界へと進軍したのです。

19.  当時、イスラエルには、どこにも鍛冶屋がありませんでした。イスラエル人が剣や槍を作ることを恐れたペリシテ人が、鍛冶屋の存在を許さなかったからです。 

20. そこで、イスラエル人がすき、くわ、斧、かまなどをとぎたい場合は、ペリシテ人の鍛冶屋を訪ねなければなりませんでした。 

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