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サムエル記上 12:3-11 リビングバイブル (JLB)

3. 今わしは、神様の前に、神様が油を注がれた王の前に立っている。 さあ、言い分があるなら言ってくれ。 わしがだれかの牛やろばを盗んだりしたか。 みんなをだましたり、苦しめたりしたことがあるか。 それとも、わいろを取ったことがあるか。 もしそんな事実があったら、言ってくれ。 何かまちがいをしでかしていたなら、償いたいのだ。」

4.  「とんでもない。 あなた様からだまし取られたり、苦しめられたりした覚えなど、これっぽちもございません。 それに、あなた様は、わいろなどとは全く無関係なお方です。」

5.  「では、わしがあなたがたに対して潔白であることについて、神様ご自身と、神様が油を注がれた王とが、証人となってくださることになるぞ。」「はい、そのとおりです。」

6.  サムエルは厳粛に語りだしました。 「モーセとアロンをお立てになったのは、神様ご自身であった。 この神様が、ご先祖をエジプトから導き出してくださったのだ。

7.  さあ、神様の前に、静かに立ちなさい。 ご先祖の時代からこのかた、神様があなたがたに対して、どれほどすばらしいわざを行なってくださったか、何もかも思い出させてやろう。

8.  さて、エジプト抑留中のイスラエル人が叫び求めた時、神様はモーセとアロンを遣わし、われわれをこの地へと導いてくださった。 

9. ところが、だれもみな、すぐに神様を忘れてしまった。 それで、ハツォル王の率いる軍隊の将シセラの手に落ちたり、ペリシテ人やモアブの王に征服されたりするのを、神様は放っておかれた。

10.  そうなると、人々はもう一度、神様に叫び求めたのだ。 神様を捨て、バアルやアシュタロテなどの偶像を拝んだ罪も告白した。 そして、『もし敵の手から救い出していただけるなら、神様だけを礼拝いたします』と泣きすがった。 

11. それで神様は、ギデオン、バラク、エフタ、サムエルを遣わして救い出し、安全な生活を取り戻してくださったのだ。

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