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サムエル記上 11:7-15 リビングバイブル (JLB)

7. 二頭の雄牛をつかまえるや、それを切り裂き、使者に託して、イスラエル中に送りました。そして、「サウルとサムエルに従って戦うことを拒む者の雄牛は、こんな具合にされるぞ」と言い送りました。 神様が人々にサウルの怒りを恐れさせたのでしょう、皆、いっせいに集まって来たのです。

8. ベゼクでその数を調べると、イスラエルから三十万人、さらにユダから三万人が加わっていることがわかりました。

9.  そこでサウルは、使者をヤベシュ・ギルアデに送り帰し、「あすの昼過ぎまでには、助けに行くぞ」と告げさせたのです。 この知らせに、どれほど町中が喜びにわき立ったことか!

10.  ヤベシュの人々は、敵にこう通告しました。 「降伏いたします。あす、あなたがたのところへまいりますから、どうぞお気のすむようになさってください。」

11.  翌朝はやく、サウルはヤベシュ・ギルアデに駆けつけ、全軍を三隊に分けて、アモン人を急襲し、午前中にほとんど全員を打ち殺してしまいました。 残った者たちも散り散りばらばらになり、二人の者が共に残ることさえありませんでした。

12.  その時、人々はサムエルに言いました。 「サウルなんかわれわれの王じゃない、などとほざいた連中は、どこでしょうか。 引っぱり出してください。 息の根を止めてやります。」

13.  しかし、サウルは答えました。 「きょうはだめだ。 この日、神様はイスラエルを救ってくださったのだから、だれをも殺してはならん。」

14.  続いて、サムエルが呼びかけました。 「さあ、みんなギルガルへ行こう。 サウルがわれわれの王であることを、改めて確認するのだ。」

15.  人々はこぞってギルガルへ行き、神様の前で厳粛な儀式を執り行ない、サウルを王としました。 それから神様に和解のいけにえをささげ、ともども喜び合ったのです。

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