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サムエル記上 10:15-24 リビングバイブル (JLB)

15.  「おや、そうかい。 それで何と?」

16.  「ろばはもう見つかった、とおっしゃいました。」 ただし、自分が王として油を注がれたことは、黙っていました。

17.  さて、サムエルは全イスラエルをミツパに召集し、 

18-19. イスラエルの神様のことばを伝えました。 「わたしはおまえたちをエジプトから連れ出し、エジプト人、および、害をもたらすすべての国民の手から、救い出してやった。 ところがどうだ。 こうまで尽くしてやったわたしを退け、『それより、王様が欲しいのです!』と叫びおる。 よろしい。 さあ、部族ごとに、また家族ごとに、わたしの前に出るがよい。」

20.  サムエルは、神様の前に部族の指導者を整列させました。 聖なるくじで、まず、ベニヤミン部族が選ばれました。 

21. ベニヤミン部族を、氏族ごとに神様の前に出させたところ、マテリの氏族が選ばれました。 こうしてついに、キシュの子サウルを選び出したのです。ところが、どこを捜しても、サウルの姿は見あたりません。

22.  人々は神様に、「いったいサウルは、どこへ行ったんでしょう。 ここに来ているのですか」と尋ねました。神様は、「見なさい。 荷物の陰に隠れている」とお答えになりました。

23.  人々はさっそく、彼を連れ出しました。 サウルが立つと、だれよりも肩から上だけ高いのが目立ちます。

24.  サムエルは全国民の前で宣言しました。 「この人こそ、神様が王としてお選びくださった人だ。 イスラエル中を捜しても、この人の右に出る者はおらんぞ!」「王様、ばんざーいっ!」 期せずして喜びの叫びがあがりました。

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