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サムエル記上 1:4-10 リビングバイブル (JLB)

4. いけにえをささげ終えると、エルカナは、ペニンナと子供たち一人一人に贈り物をやり、盛大に祝いました。 

5. 彼はだれよりもハンナを愛してはいましたが、一人分の贈り物しか与えるわけにはいきませんでした。 神様が彼女の胎を閉ざしておられたので、贈り物をしようにも子供がいなかったからです。 

6. さらにやっかいなことには、ペニンナが、ハンナに子がないことをあれこれ意地悪く言い始めたのです。 

7. 毎年、シロに来ると必ずそうなのです。 ペニンナはハンナをあざけり、笑い者にしたのです。 そのためハンナは、泣いてばかりいて、食事ものどを通らない有様でした。

8.  「ハンナ、どうした?」 エルカナは心配顔でのぞき込みました。「なぜ、食べないんだ。 子供がないからって、そんなにやきもきすることないじゃないか。 十人の息子よりも、私のほうが良くはないかね。」

9.  シロ滞在中のある夜のこと、夕食後、ハンナは宮の方へ行きました。 祭司エリが、いつものように入口のわきの席に座っていました。

10. ハンナは悲しみのあまり、神様に祈りながら、激しくむせび泣きました。

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