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エレミヤ書 5:12-31 リビングバイブル (JLB)

12. 彼らは平気で嘘をつきました。 「神様がわれわれに手を出すはずはない。 災いが降りかかるはずはない。 ききんも戦争も、あるものか。 

13. 預言者なんぞは、ことばはいっぱい詰まっているが権威も何もない風の袋だ。 連中の言う滅びのご託宣は、われわれにではなく、自分自身に下るのさ。」

14. 彼らがこのように言ったので、天の軍勢の主は、ご自分の預言者たちに、こう告げます。 わたしは、おまえたちのことばを燃える火とし、彼らを火のついたたきぎのように焼き尽くす。 

15. ああ、イスラエルよ。 わたしは遠い国の民を連れて来て、おまえを攻めさせる。それは大昔からある強大な国〔古バビロニヤ帝国〕で、おまえには彼らの話すことばが通じない。 

16. 彼らの武器には恐ろしい威力があり、一人一人は大勇士だ。 

17. 彼らは、おまえの刈り入れた穀物と子らのパンを略奪し、おまえの羊の群れ、家畜の群れ、ぶどう、それにいちじくを食べ、ここは大丈夫と思っている城壁のある町に侵入し、略奪をほしいままにする。

18. だが、わたしはおまえたちを根絶やしにはしないと、神様は断言なさいます。

19. おまえの同胞が「どうして神様は、こんなことをなさるのか」と尋ねたら、こう答えてやれ。 「あなたがたは神様を捨て、自分の国で、ほかの神々に身も心もささげました。 だから今度は、その神々の出身地である国々で、外国人の奴隷になる番です。」

20. ユダとイスラエルに告げよ。

21. 目があっても見えず、耳があっても聞こえない、愚かで思慮のない者たちよ。 

22. よく聞け。 おまえたちには、少しでもわたしを尊敬しようという気持ちがないのか。 わたしの前に出ても身震いしないとは、いったいどうしたことか。 わたしは永遠の命令を出して、世界中の海岸線を決めた。 だから、たとい海の波がとどろき、逆巻いても、最後の一線を越えることはない。 このような神を、恐れもせず、拝みもしないことが許されるだろうか。

23-24. ところが、わたしの国民はわたしに背き、偶像礼拝の道に走った。わたしは、年ごとに春と秋には雨を降らせ、刈り入れの時を与える神なのに、彼らはわたしを敬いもせず、恐れもしない。 

25. そこで、このような四季の恵みをいっさい彼らから遠ざけた。 何もかも彼らの罪のせいだ。

26. わたしの国民のうちに、人を待ち伏せして血祭りにあげる悪人がいる。 彼らは暗がりに隠れている猟師のようで、罠をしかけておく。

27. 彼らの家は、鶏がいっぱいいる鳥小屋のように、悪だくみであふれ返る。 ところで、その結果はどうなっただろう。 いま彼らは名をあげ、金持ちになり、 

28. ごちそうをたらふく食べ、回りの人にちやほやされている。 彼らの悪事は際限がなく、みなしごを正しく扱わず、貧しい者の権利をないがしろにしている。 

29. わたしは腕組みしたままで、手を下さないだろうか。 このような国を罰しないでおくだろうか。

30. 実に恐ろしいことが、この国に起こっている。 

31. 祭司はいんちき預言者の意のままになり、しかも国民は、そうなることを喜んでいる。 おまえたちは必ず滅びる。 その時はどうするつもりだ。

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