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エレミヤ書 48:30-39 リビングバイブル (JLB)

30. 「わたしはモアブの思い上がりを知っている」と、神様は言います。 しかし、そのうぬぼれは根拠のないもので、から威張りにすぎません。 

31. 私はモアブのために泣き、私の心は、キル・ヘレスの人々のことを思って痛みます。

32. ぶどうのお陰で富んでいるシブマ(良質のぶどうの産地)の人よ。私はヤゼルの人以上に、あなたがたのために泣きます。 滅ぼす者が来て、よく伸びたあなたがたのつるを切り、ぶどうと夏のくだものを横取りしたからです。 そのため、あなたがたは丸裸になりました。 

33. 実り豊かなモアブから、喜びと楽しみの声が消え、酒ぶねに入れるぶどうもなく、喜びの声をあげてぶどうを踏む者もいません。 なるほど、叫び声は聞こえますが、それは歓声ではありません。 

34. 恐怖と苦痛の、身の毛もよだつ叫び声が、ヘシュボンからエルアレとヤハツ、ツォアルからホロナイムとエグラテ・シェリシヤに渡る国中に響きます。 ニムリム川沿いの牧草地は、今ではすっかり荒れ地になりました。

35. 「わたしは、モアブが偽の神々を拝み、偶像に香をたくのをやめさせた」と、神様は言います。 

36. 私は、モアブとキル・ヘレスのために嘆き悲しみます。 彼らのせっかくの富も消えうせたからです。 

37. 彼らは苦しみもだえて頭の毛とひげをそり、手に傷をつけ、袋を作る荒布を身にまといます。 

38. どのモアブ人の家からも、路上からも、泣き悲しむ声が聞こえます。 「わたしがモアブを、だれも見向きもしない古いびんのように割ったからだ」と、神様は言います。 

39. なぜこわされたのでしょう。 泣きわめく声を聞き、モアブの恥に目を留めなさい。 モアブは今、周囲の人たちにとって、恐怖とさげすみのしるしとなっています。

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