旧約聖書

新約聖書

エレミヤ書 44:15-27 リビングバイブル (JLB)

15. そこに居合わせた女たちと、妻が偶像に香をたいていることを知っている男たちは、声を一つにして言い返しました。 エジプト南部には、おびただしい数のユダヤ人がいたのです。

16. 「そんな偽のお告げには、同意できません。 

17. 私たちの好きなようにさせてください。 ご先祖や、王たち、重立った人たちが、ユダの町々やエルサレムでいつもしていたように、思いきり『天の女王』に香をたきたいのです。 あのころは、食べ物がどっさりあり、しあわせいっぱいでした。 

18. ところが、『天の女王』に香をたいて拝むのをやめてからというもの、災い続きで、剣とききんにたたられどおしです。」

19. 女たちも、負けずに口をはさみました。 「私たちはちゃんと夫に相談してから、『天の女王』を拝み、それにぶどう酒を注ぎ、女王に象ったケーキを作ったのですよ。 黙って内緒でなんかするものですか。」

20. それでもエレミヤは、簡単には引っ込みません。

21. 「あなたがたや、あなたがたの先祖、王、重立った人たち、それに全国民が、ユダの町々とエルサレムで偶像に香をたいていたことを、神様がご存じないとでも思うのですか。 

22. 神様があなたがたの悪に我慢できなくなったので、祖国は今のように荒れ果て、お話にならないほど破壊され、のろわれ、人っ子ひとり住まなくなったのです。

23. こんな恐ろしい運命に見舞われたそもそもの原因は、あなたがたが香をたき、神様に罪を犯し、神様に従うことをやめたところにあります。」

24. さらにエレミヤは、女たちも含め、全員に言いました。 「エジプトに住むすべてのユダヤ人は、神様のおことばを聞きなさい。 

25. イスラエルの神様である天の軍勢の主は、こうお語りになります。 おまえたちも妻も、『天の女王』にいけにえをささげることを絶対にやめない、と言った。 しかも、このことを態度で証明してきた。 それなら、『天の女王』に誓ったことを果たすがいい。 

26. だがいいか、エジプトに住むすべてのユダヤ人よ。 わたしの言うことをよく聞け。 これからは、『神様、どうか助けてください』と言って、わたしの助けと祝福を求めても手遅れだ。 

27. おまえたちに目は留めるが、祝福のためではない。 災いがもろに襲うようにするのだ。 だから、おまえたちは戦争とききんで倒れ、ついには死に絶える。

完全な章を読みます エレミヤ書 44