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エレミヤ書 4:13-29 リビングバイブル (JLB)

13. 敵は嵐のように襲いかかります。 その戦車は龍巻のようで、その馬はわしよりも速く走ります。 ついに滅亡の時がきたのです。 ああ、なんという大きな災いでしょう。

14. エルサレムよ、手遅れにならないうちに心をきよめなさい。 今ならまだ、悪い思いを捨てれば、救われます。 

15. ダンから、エフライムの山から、あなたの滅びが言い渡されました。 

16. ほかの国々に知らせてやりなさい。 遠い国から敵が来て、喊声をあげながらエルサレムとユダの町々に向かって来ます。 

17. 彼らは、野獣に立ち向かう羊飼いたちのように、エルサレムを包囲します。 「それは、わたしの国民がわたしに背いたからだ」と、神様は言います。 

18. あなたの行ないが、この災いを招いたのです。 それはあなたにとって苦い薬で、腹の底までしみ渡ります。

19. 私は苦痛のため身もだえします。 心臓は激しく波打っています。とても黙ってはいられません。 敵のラッパの音と雄たけびを聞いてしまったからです。 

20. 破壊に次ぐ破壊の波が押し寄せ、ついに、国土はすっかり荒れ果ててしまいます。 突然、一瞬のうちに、家は一軒残らず押しつぶされます。 

21. いつまで、このような状態が続くのでしょう。 いつまで、私の回りに戦いと死を見なければならないのでしょう。

22. 「わたしの国民が愚かなことをやめるまでだ。 彼らは、わたしの言うことを聞こうとしない。 頭のにぶい知恵遅れの子で、判断力がない。 悪いことをするとなると素早いが、正しいことをする才能など、まるで持ち合わせていない。」

23. 彼らの地を見下ろすと、見渡す限りの廃墟で、空は真っ黒です。

24. 山々は身震いし、揺れ動いていました。 

25. なおもよく見ると、人っ子ひとりおらず、鳥は飛び去っていました。

26. よく肥えた谷間は荒野となり、町という町はことごとく、神様によって破壊され、神様の激しい憤りによって押しつぶされていました。

27. 滅ぼせという神様の命令が、全地に行き渡っているのです。しかし、神様は宣言なさいます。 「それでも、わたしの国民はほんの少しだけ残る。 

28. 地は嘆き悲しみ、天は真っ暗になる。 わたしが、滅ぼせとの勅令を出したからだ。 わたしがいったん決心したことは、絶対に変更しない。」

29. 町中の者は近づいて来る軍隊の行進の音におびえ、逃げ出します。草むらに隠れ、山へ逃げます。 住民は恐ろしさのあまり、われ先にと逃げるので、町には猫の子一匹いなくなります。 

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