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エレミヤ書 2:26-27-37 リビングバイブル (JLB)

26-27. イスラエルは、どろぼうのように、捕まることだけを恥と考えている。 王、指導者、祭司、それに預言者も、この点ではみな同じだ。彼らは木彫りの像を父と呼び、石細工の偶像を母と呼ぶ。 ところが、いざ困ったことが起こると、助けてくださいと、わたしに泣きつく。

28. どうして、手作りの神々に願をかけないのか。 危険が近づいたら、彼らに助けてもらえばいい。 ユダの町の数ほども神々をかかえているのだから。 

29. おまえたちはみな反逆者だ。 なぜわたしと言い争うのか。 

30. おまえたちの子らを懲らしめてみたが、むだだった。彼らは、いっこうにわたしに従おうとしない。 おまえたち自身も、ライオンが獲物を殺すように、わたしの預言者たちを殺した。

31. ああ、わたしの国民よ、神のことばに耳を傾けよ。 わたしはイスラエルに、何か不正をしただろうか。 彼らにとって、暗やみにおおわれた地のようであっただろうか。 なのにどうして、わたしの国民は「これでやっと、神様から自由になれた。 神様とは、もう二度とかかわりになりたくない」と言うのか。 

32. どうして、こんなにも簡単に神を捨てることができるのか。 おとめは、自分のたいせつな宝石を忘れはしない。 どんな花嫁も、結婚衣装を隠すようなばかなまねはしない。 ところがどうだ。 わたしの国民は、最も貴重な宝であるわたしを、長いあいだ忘れたままでいる。

33. おまえたちは恋人を手に入れるためには、なんと念入りで巧みな計画を立てることか。 そのやり方は、腕ききの売春婦でさえ、学ぶところが多いというものだ。 

34. 着ている物には、罪のない貧しい人の血がついている。 おまえたちは理由もなしに、ずうずうしくも人殺しをやってのける。 

35. しかも、そのあとは口をぬぐい、「神様を怒らせるようなことなど、一つもしていないさ。 だから、神様が腹を立てるわけがない」ととぼける。 「罪を犯していない」と、あくまでも白を切る以上、わたしはおまえたちをきびしく罰する。

36. おまえたちは、ここかしこと飛び回り、次々と同盟国を乗り換え、助けを求めて歩き回る。 だが、そんなことをしてもむだだ。 おまえたちの新しい友人であるエジプトは、かつてのアッシリヤのように、おまえたちを見捨てる。 

37. わたしがおまえたちの頼りにしている者を退けるので、おまえたちは両手で顔をおおい、失望のあまりしゃがみ込んでしまう。 たとい彼らの助けがあったにしても、うまくいくはずはない。

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