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エレミヤ書 12:1-9 リビングバイブル (JLB)

1. 神様。 これまでどんな問題を持ち出しても、神様はいつも正義をもって答えてくださいました。 今度は苦情を言う番です。 どうして、悪人がこんなに栄えているのですか。 どうして、心の曲がった者がこんなにも幸福なのですか。 

2. 神様が彼らを植えると、彼らは根を張り、その事業は発展します。 大きな利益をあげ、大金持ちになります。 彼らは、口では「神様ありがとうございます」と言いますが、心の中では舌を出しているのです。 

3. ところで、神様は私の心をご存じです。 私がどんなに神様を慕っているか、ご存じです。それに、私は貧乏です。 神様、どうか彼らを、哀れな羊のように、屠殺場に引いて行ってください。 ああ神様、彼らをさばいてください。

4. いつまで、神様のものであるこの地は、彼らのなすままになるのですか。 野の草でさえ、彼らの悪事のためにうめき、泣いています。野獣や鳥は姿を消し、地は荒れ果てました。 それでもなお人々は、「神様がわれわれをさばくはずがない。 われわれは全く安全だ」と言います。

5. 神様は私に、こう答えました。 もしおまえが、このアナトテの住民のような、ただの人間と競走して息を切らせるとしたら、どうして、馬や王、その家来、悪い祭司を相手に競争できるだろうか。 平地でつまずき、倒れるとしたら、ヨルダンの密林では、どうなるのか。

6. 兄弟や家族の者さえ、おまえに背いたのだ。 彼らは、暴徒を呼んでおまえにリンチを加えようとした。 だから、彼らがどんなに愛想よく話しかけても、信じてはならない。

7. 神様は、続けて言いました。 わたしは、わたしの相続財産である国民を見限った。 いちばん愛している者たちを、敵の手に渡した。

8. わたしの国民は、密林のライオンのように、わたしに向かってうなり声をあげた。 そのため、わたしは彼らを、毛ぎらいしている者のように扱った。 

9. わたしの国民は倒れた。 わたしは、はげたかと野獣の群れに、その死体の肉を食べさせる。

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