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エレミヤ書 1:4-19 リビングバイブル (JLB)

4. 神様は私に、こうお語りになりました。 

5. 「おまえが母の胎内に宿る前から、おまえを知っていた。 おまえが生まれる前から、おまえをわたしのものとして取っておき、国々へのわたしの代弁者に任命していた。」

6. 「神様、とんでもないことです。 そんなことができるはずはありません。 何と言っても若すぎます。 まだほんの青二才ですから。」

7. 「そんな言い方をするものではない。 おまえは、わたしの送り出す所はどこへでも行き、命じることはどんなことでも語るようになるのだ。 

8. 人を恐れてはいけない。 主であるこのわたしがついていて、どんな時にも面倒を見てやる。」

9. こう言ってから、神様は私の口にさわりました。 「さあ、わたしのことばをおまえの口に入れた。 

10. きょうから、世界の国々に警告するおまえの仕事が始まる。 おまえの口から語られるわたしのことばどおりに、わたしはある国を引き倒し、あるいは滅ぼし、ある国は起こし、育て、大国にする。」

11. それから、こうお尋ねになりました。 「エレミヤよ、何が見えるかね。」「アーモンドの枝でできたむちが見えます。」

12. 「よくわかったな。 そのむちは、わたしが必ず恐ろしい罰を下すというしるしだ。 

13. さあ、今度は何が見えるかね。」「煮立っているなべが、南の方に傾き、ユダの上に煮え湯がこぼれているのが見えます。」

14. 「そのとおり。 北からの恐怖が、この地の全住民に降りかかる。

15. わたしは北方の国々の軍隊に、エルサレムを攻めさせる。 彼らは都の門と城壁沿いに、またユダのほかの町々に、それぞれの王座をつくる。 

16. このようにして、わたしの国民に罰を加える。 彼らがわたしを捨て、自分の手で作った神々を拝んだからだ。 

17. さあ、立って身じたくを整え、出かけなさい。 わたしが伝えるとおりを彼らに語るのだ。 彼らをこわがるな。 さもないと、おまえを彼らの目の前で物笑いの種にするぞ。 

18. わたしはきょう、おまえを彼らには歯の立たないものとした。 彼らはどのようにしても、おまえに危害を加えることはできない。 おまえは、難攻不落の要塞化した町のようにがんじょうそのもので、鉄の柱、青銅製の重い門のように強いのだ。ユダの王たち、将校たち、祭司たちをはじめ、この国民は、おまえと戦っても、とうてい勝ち目がない。 

19. 攻撃をしかけても、途中であきらめる。 わたしがおまえについていて、きっと救い出すからだ。」

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