17. 彼らはおまえのために嘆き悲しみ、こんな哀歌を口にする。 『ああ、難攻不落を誇った島の町。 その強大な海軍力が陸地を震え上がらせていたのに、どうして海に消えてしまったのか。
18. 島々はおまえの滅亡に震え上がり、おびえたまなざしで見つめている。』
19. 神様がこうお語りになるのです。 わたしはツロを完全に滅ぼす。 大洪水のような敵の猛攻撃で、その下に沈められてしまう。 大海がおまえをのみ込んでしまうのだ。
20. わたしはおまえを地獄の穴に送り込み、昔の民といっしょに横たえさせる。 町は荒れ果て、ずっと昔に下界に下った者の死体のような、死の町となる。 再び人が住むことはなく、その美しさを取り戻すこともない。
21. わたしはおまえに恐ろしい最期を遂げさせる。 いくら捜しても、おまえを見つけることはできない。 このように神様がお語りになるのです。」