12. ちりの子よ、さあ、人目もはばからず泣きわめけ。 その剣で、わたしの国民と指導者がみな殺されるからだ。 みんな同じように死ぬ。
13. こうして、すべての者が試される。 逃れることはできない。 神様がこうお語りになるのです。
14. このように預言せよ。 力いっぱい手を打ち鳴らせ。 それから剣を取って、二回、三回と振り回せ。 それこそ彼らが虐殺されるしるしだ。
15. 彼らを震え上がらせよ。 抜き放たれた剣が、どの家の門口でもぴかぴか光っている。 その鋭い刃先が、人を切り殺そうと、いなずまのように光っている。
16. さあ、剣よ、右に左に、思うままに切りまくれ。
17. おまえが手を打ち鳴らして預言したように、神であるわたしがエルサレムを打ちのめして、わたしの憤りを静めよう。」
18. それから、このようなお告げが示されました。 神様はこうお語りになったのです。
19-20. 「ちりの子よ、地図を作れ。 その上に、バビロンの王が攻めて来る二つの道を書きつけよ。 一つはエルサレムに通じる道、もう一つはヨルダン川東岸のラバに向かう道だ。 バビロンからの道が二つに別れる地点に、しるしをつけておけ。
21. バビロンの王はその地点で、エルサレムを攻撃しようか、ラバを攻撃しようか、と思案するからだ。 彼は占い師を呼んで占わせる。 占い師は矢筒から矢を振り出したり、偶像にささげたいけにえの肝を調べたりする〔神々から情報を得る、古代の占い法〕。