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エステル記 4:4-10 リビングバイブル (JLB)

4.  モルデカイの様子は、侍女や後宮の役人の口を通して、エステルの耳にも達しました。 彼女は心配で居ても立ってもいられず、着物を送って、荒布を脱ぐようにと伝えましたが、彼は受け取ろうとはしません。 

5. そこで、自分に仕えてくれる役人ハタクを呼び寄せ、モルデカイのもとへ行き、なぜそんな振る舞いをするのか聞きただしてほしい、と命じたのです。 

6. ハタクは町の広場に出て、城門のそばにいるモルデカイを見つけました。 

7. モルデカイの話から、いっさいの事情がはっきりしました。 ハマンが、ユダヤ人を殺すためには六十億円を国庫に納めてもよい、とまで言ったというのです。 

8. モルデカイは、ユダヤ人殺しを命じる勅令の写しを渡し、エステルに見せてくれと頼みました。 そして、エステルみずから王の前に出て、同胞のために命乞いするようにとことづけたのです。 

9. ハタクはそのとおりエステルに伝えました。 

10. エステルは困りました。 どうしたらよいのでしょう。 そこでもう一度、ハタクをモルデカイのもとへやりました。

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