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エステル記 4:1-7 リビングバイブル (JLB)

1.  事のいきさつを知ったモルデカイは、あまりのことに着物を裂き、荒布をまとい、灰をかぶって嘆き悲しみました。 それから、大声で泣きながら町へ出て行ったのです。 

2. 彼は城門の外に立ちました。喪服を着たままで入ることは、だれひとり許されていなかったからです。 

3. どの州でも、ユダヤ人の間ではすさまじい嘆きの声が起こりました。 王の勅令を聞いて生きる望みを失い、断食して泣き、大部分が荒布をまとっては、灰の上に座り込みました。

4.  モルデカイの様子は、侍女や後宮の役人の口を通して、エステルの耳にも達しました。 彼女は心配で居ても立ってもいられず、着物を送って、荒布を脱ぐようにと伝えましたが、彼は受け取ろうとはしません。 

5. そこで、自分に仕えてくれる役人ハタクを呼び寄せ、モルデカイのもとへ行き、なぜそんな振る舞いをするのか聞きただしてほしい、と命じたのです。 

6. ハタクは町の広場に出て、城門のそばにいるモルデカイを見つけました。 

7. モルデカイの話から、いっさいの事情がはっきりしました。 ハマンが、ユダヤ人を殺すためには六十億円を国庫に納めてもよい、とまで言ったというのです。 

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