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エステル記 1:8-16 リビングバイブル (JLB)

8. 酒を飲むのは全く自由で、むりやり勧められることも、強いて遠慮させられることもありません。 王が役人たちに、皆の好きなようにさせよ、と言い含めておいたからです。

9.  同じころ、王妃ワシュティも、王宮の婦人たちを集めてパーティーを開いていました。

10.  さて、最後の七日目のことです。 かなり酒のまわった王はつい調子に乗り、王の後宮に仕えるメフマン、ビゼタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタル、カルカスら七人の役人を呼びつけ、 

11. 王妃ワシュティに王冠をかぶらせ、連れて来るようにと命じました。 絶世の美人である彼女の美しさを、並み居る人たちに見せたかったのです。

12. 彼らがその旨を伝えたところ、王命にもかかわらず、王妃は言うことを聞こうとしません。 王はかんかんに腹を立てましたが、 

13-15. とりあえず、おかかえの法律専門家たちに相談することにしました。 彼らの助言なしには何もできません。 彼らはペルシヤの法律と裁判に通じているばかりか、臨機応変に事を処理できる知恵者でもあり、王は全く信頼しきっていたのです。 その法律専門家というのはカルシェナ、シェタル、アデマタ、タルシシュ、メレス、マルセナ、メムカンの七人で、いずれもメド・ペルシヤの高官でした。 ただ政府の有力者であるだけでなく、王とも個人的に親しくしていました。王はさっそく意見を求めました。 「今度の件だが、どうしたらいいものかな。 王妃のやつめ、側近を通じ、ちゃんと手続きを踏んで出した命令をはねつけおった! いったい法律では、どのように罰せよと定めておるのか。」

16.  メムカンが一同を代表して答えました。 「陛下、王妃は、陛下ばかりか、役人や全国民にまで悪い手本を残しました。 

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