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イザヤ書 9:5-21 リビングバイブル (JLB)

5. すばらしい平和の時代が訪れ、軍靴や血のついた軍服などはみな焼き捨てられます。

6.  私たちのために一人の男の子が与えられます。 しかも、その手にすべての主権が握られるのです。 その子は、「すばらしい助言者」「全能の神」「永遠の父」「平和の君」という肩書きをもらいます。

7. 日増しに努力を重ね、平和を実現する彼の政治は、決してすたれません。 彼は先祖ダビデの王座につき、完全な正しさをもって支配します。 世界中の国に、本物の正義と平和とはこんなものだと手本を示すのです。 天の軍勢の主が本腰を入れてぶつかるので、このことは必ず実現します。

8-10. われわれの国はすっかり廃墟になったが、やがて以前より立派な国を建ててみせるとうそぶく、大ぼら吹きのイスラエルを、神様はたしなめます。 いちじく桑の木は切り倒されたが、代わりに杉の木を植えようと、イスラエルは考えているのです。 

11-12. この大ぼらに対する返事として、神様は東からシリヤ人を西からペリシテ人をけしかけ、あなたがたに敵対させます。 彼らは牙をむき出して、イスラエルに襲いかかります。 それでも神様の怒りはおさまらず、振り上げられたこぶしは下ろされません。 

13. こんなにひどい罰を受けても、悔い改めて、天の軍勢の主に立ち返ろうとしないからです。 

14-15. そこで神様は、たった一日のうちに、イスラエルの指導者と、でたらめを教えている預言者とを皆殺しにします。 

16. それというのも、この指導者連中が、国民を滅びの道へと引きずり込んだからです。

17.  神様はイスラエルの若い男たちを喜ばず、未亡人やみなしごにさえ、あわれみをかけません。 だれもかれも汚いことばを吐き、平気でうそをつくからです。 だからこそ、神様の怒りはなおもおさまらず、一人残らず打ち殺そうと、こぶしを振り上げたままにしておくのです。 

18. 神様が彼らの悪を焼き尽くす火は森林までなめ尽くし、煙はもくもくと立ちのぼって天をおおいます。 

19-20. 地は、この火と天の軍勢の主の怒りによって黒ずみ、地の住民は、火勢を強める燃料となります。 兄弟げんかまでして食べ物を奪い合いますが、まだまだ飢えて、お腹はくっつきそうです。 ついには、わが子まで食べるようになります。 

21. マナセとエフライムは争いが絶えなかったが、その時ばかりは一致協力してユダを襲います。 それでもなお、神様の怒りはおさまりません。 いぜんとして、御手は重くのしかかります。

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