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イザヤ書 65:1-13 リビングバイブル (JLB)

1. 神様はこう告げます。 わたしのことを聞きもしなかった国民が、今ではわたしを捜し出す。 以前はわたしを捜しもしなかった国民が、わたしを見いだす。

2. ところが、イスラエルはどうだ。 わたしが一日じゅう手を広げて招いているのに、まだ逆らっている。 自分の思いどおりに悪の道を歩き続けている。 

3. 至る所の庭園で偶像を拝み、家の屋上で香をたき、いつもわたしの顔にどろを塗っている。 

4. 夜は夜で、墓地や洞窟へ出かけて悪霊を拝み、豚や、その他の禁じられているものを食べる。 

5. それでいて、人にはぬけぬけと、「そばへ来るな。 汚らわしい。 おれはおまえよりきよいんだぞ!」と言う。 彼らを見ると、わたしは息苦しくなる。 昼も夜も、わたしを怒らせるからだ。

6. さあ、これが、わたしの書いた声明文だ。 「わたしは黙っていない。 きっと報復する。 そうだ、まちがいなく報復する。」 

7. 彼らの罪だけではない。 先祖の罪にも報復する。 先祖たちも、山々の上で香をたき、丘の上でわたしを侮辱したからだ。 今こそ、いやと言うほどお返しする。

8. だが、全部を滅ぼすわけではない。 悪いぶどうの房に良いぶどうも混ざっていることだから、イスラエル人全員を滅ぼしはしない。 中には、心のきよい、わたしのしもべもいるのだ。 

9. その残りの者を取っておき、イスラエルの地を与える。 わたしの選ぶ者がその地を受け継ぎ、そこでわたしに仕えるようになる。 

10. わたしを尋ね求めた者のために、シャロンの平野は再び羊の群れで埋まり、アコルの谷は家畜の群れを飼う所となる。

11. だが、それ以外の連中には容赦しない。 彼らはわたしと神殿とを捨て、「運命」と「宿命」の神々を拝んできた。 

12. だから、そのとおり剣に渡す「運命」に定めよう。 また、暗い「宿命」を負わせよう。 わたしが呼んだ時に答えず、わたしが語った時に聞こうとしなかったからだ。 そればかりか、わたしの目の前でわざと罪を犯し、よりによってわたしの大きらいなことをしてきた。 

13. それで、神様は宣言なさいます。 おまえたちは飢えるが、わたしのしもべたちはたらふく食べる。 おまえたちはのどが渇くが、彼らはぞんぶんに飲む。 おまえたちは悲しみに沈み、恥をかくが、彼らはこおどりして喜ぶ。 

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