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イザヤ書 38:2-16 リビングバイブル (JLB)

2. なんということでしょう。 ヒゼキヤはくるりと壁のほうを向き、必死に祈りました。

3. 「ああ神様、お忘れになったのですか。 あんなに真実を尽くし、いつもお言いつけに従おうと努力してきましたのに。」 王は肩をふるわせ、大声で泣きました。

4. これを見て、神様はイザヤに告げました。

5. 「さあ、ヒゼキヤに言ってやりなさい。 おまえの先祖ダビデの神である主は、確かに祈りを聞いた。 おまえの涙を見て、あと十五年いのちを延ばすことにした。 

6. おまえとこの都をアッシリヤ王の手から救い出そう。 心配はいらない。 まちがいなく守ってやる。 

7-8. その保証として、アハズの日時計の目盛りを十度だけあとに戻す。」そのとおり、日の影は十度もあと戻りしました。

9. ヒゼキヤは元気になると、この経験を詩にまとめました。

10. 「まだ働き盛りだというのに、いっさいをあきらめなければならないのか。 これからの歳月は奪い取られ、よみの門に入ろうとしている。 

11. もう二度と、生きている人の国で神様を見ないだろう。この世で友人の顔を見ることもない。 

12. 私のいのちは、羊飼いのテントのように風で吹き飛ばされ、機を織る人が中途で手を止めるように中断された。 私のいのちは、たった一日で消えていく。

13. 私は夜通しうめいた。 まるでライオンに引き裂かれるような苦しみだ。 

14. 私は錯乱状態になり、雀のようにさえずり、鳩のようにうめいた。 助けを求めて上を見続けていたので、目はすっかりかすんでしまった。 私は叫んだ。 『神様、助けてください。 苦しくてたまりません。』 

15. しかし、ほんとうはこんなことを言えた義理ではない。 私を病気にしたのは神様なのだから。 苦しさのあまり眠ることもできない。 

16. 神様、あなたの懲らしめはためになり、いのちと健康に通じます。 どうか病気を治し、私を生かしてください。

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