10. それだけではないぞ。 そもそも、ここまでわざわざ出かけて来たのも、神様がこの国を占領せよと言ったからだ。 『さあ、行って、ユダを滅ぼせ。』そう、神様は言ったのだ。」
11. これを聞いたエルヤキムとシェブナ、それにヨアフは、使節に頼みました。 「私どもはアラム語〔当時の国際共通語〕がよくわかります。 どうか、ヘブル語でなくアラム語で話してください。 城壁の上にいる者たちに聞かれたくありませんので……。」
12. ところが、相手はますます図に乗り、ふんぞり返って答えました。 「大王様は、おまえたちだけでなくエルサレム中の者に知らせたいと思っておられるのだ。 おまえたちが降伏しなければ、この都はすっかり包囲され、だれもが飢えと渇きに我慢できなくなって、自分の糞を食べ、自分の小便を飲むようになることを知らせたいとな。」