旧約聖書

新約聖書

使徒行伝 5:23-34 リビングバイブル (JLB)

23. 「もぬけのからです。 かぎはちゃんとかかっていたし、外には見張りもおりましたのに」と報告しました。

24. これを聞いた警備隊長や祭司長たちは、さっぱり訳がわかりません。 いったい何事がもち上がるのだろうかと、あわてふためくばかりです。 

25. その時、一人の人が駆けつけて、留置場にいるはずの人たちが、宮で説教していると知らせました。

26-27. 警備隊長は役人たちを伴って出かけ、使徒たちを連行して来ましたが、何一つ、手荒なことはしませんでした。 下手に手出しでもしようものなら、かえって自分たちの身が危ういと思ったからです。 こうして、ようやく使徒たちが議会に引き出されました。

28. まず、大祭司が問いただしました。 「二度とイエスのことを説教してはならないと、あれほどきつく申し渡したではないか。 それなのに、なんだ。 エルサレム中に教えを広めている。 おまえたちの魂胆はわかっている。 あいつを殺した責任を、私たちにかぶせようというのだ。」

29. しかし、ペテロと使徒たちは答えました。 「人間よりも、神様に従うべきです。 

30. ご先祖の神様は、あなたがたが十字架で処刑したイエス様を、復活させてくださいました。 

31. 神様は、大きな力でこの方を引き上げ、神の王子、また救い主となさったのです。 それもみな、罪を悔い改め赦していただく機会を、イスラエルの人々に与えるためでした。 

32. 私たちは、実にこのことの証人です。 神様に従うすべての人に与えられる聖霊様もまた、このことの証人なのです。」

33. これを聞いた議員たちは烈火のごとく怒り、使徒たちを殺そうと決めました。 

34. ところがこの時、一人の議員が立ち上がりました。 パリサイ派(信徒で、特におきてを守ることに熱心なユダヤ教の一派)のガマリエルで、法律の専門家として名が通っている人物です。 彼は、意見を述べる間、使徒たちを議会から連れ出すことを要求しました。

完全な章を読みます 使徒行伝 5