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使徒行伝 28:1-2-16 リビングバイブル (JLB)

1-2. そこがマルタと呼ばれる島であることは、すぐにわかりました。 島民はとても親切で、雨と寒さでぶるぶる震えていた私たちを暖めようと、浜辺でたき火をしてくれました。

3. パウロが一かかえの木切れをたばねて火にくべると、熱気でまむしがはい出し、手に巻きつきました。 

4. 島の人たちは、まむしがぶらさがっているのを見て、「きっと人殺しなんだよ。 海からは助かっても、正義の女神がお見のがしにはならないんだね」と、ひそひそささやき合いました。

5. ところがパウロは、平気な顔でまむしを火の中に払い落とし、ぴんぴんしています。 

6. 人々は、今にも、はれ上がるか、突然倒れて死ぬのではないかと、息を殺していました。 しかし、いくら待っても、いっこうに何も起こりません。 今度は、パウロを神だと考えるようになりました。

7. この浜辺の近くに、島の首長ポプリオの領地がありました。 首長は私たちを招き、三日間も親切にもてなしてくれました。 

8. ところが、ポプリオの父が高熱と赤痢で苦しんでいるというので、パウロが行って、彼のために祈り、手を置いて治してやりました。 

9. これを聞くと、島中の病人がぞくぞく詰めかけ、みんな治してもらいました。 

10. それで彼らは、私たちを非常に尊敬し、また出帆の時には、旅に必要なあらゆる品物を、船に積み込んでくれました。

11. 難破してから三か月後、今度は、この島で越冬していた、アレキサンドリヤの「ふたごの兄弟号」という船に乗り込むことになりました。 

12. 最初の寄港地はシラクサで、三日間停泊し、 

13. そこからずっと遠回りして、レギオンに行きました。 一日すると南風が吹き始めたので、翌日には、順調にポテオリまで進むことができました。 

14. そこで数名のクリスチャンに出会い、勧められるままに七日間世話になってから、ローマに向かいました。

15. 私たちのことを聞いて、ローマのクリスチャンたちは、わざわざ、アピア街道のポロまで迎えに来てくれました。 トレス・タベルネという所で落ち合う人たちもいました。 パウロが、この人たちに会えたことを心から神に感謝し、勇気づけられたことは言うまでもありません。ついにローマ

16. ローマに着くと、パウロは、兵士の監視のもとではありましたが、好きな所に住んでもよいことになりました。 

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