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使徒行伝 27:25-34 リビングバイブル (JLB)

25. さあさあ、元気を出して、出して。 私は神様を信じています。 神様がおっしゃることにうそはありません。 

26. やがて、私たちはある島に打ち上げられるでしょう。」

27. 嵐になって十四日目のことです。 船はアドリヤ海を漂流していました。 真夜中ごろ、水夫たちは陸地が近いと感じました。 

28. それで水深を測りました。 四十メートルほどです。 またしばらくして測ってみました。 今度は三十メートルになっています。 

29. この調子では、もうまちがいありません。 岸は近いのです。 そこで海岸付近の岩場に乗り上げないようにと、船尾から錨を四つ降ろし、祈りながら夜明けを待ちました。

30. 数人の水夫が、船を捨てて逃げようと、船首から錨を降ろすふりをしながら、救命ボートを降ろそうとしました。 

31. それを見たパウロは、いち早く兵士たちや士官に、「あの人たちがいなきゃ、助かる見込みはありませんよ」と言ったので、 

32. 兵士たちは綱を切り、ボートを海に落としてしまいました。

33. ついに夜明けの光がさし始めたころ、パウロは全員に、食事をするように勧めました。 「皆さんは、今日で二週間も、食べ物を口にしてないじゃありませんか。 

34. さあ、食事をしましょう。 皆さんの髪の毛一本も失われないのですから。」

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