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使徒行伝 27:17-27 リビングバイブル (JLB)

17. 船をロープで縛って、船体を補強しました。 また、アフリカ海岸の浅瀬に乗り上げないように、船具をはずし、風に流されるままにしました。

18. 翌日、波はさらに高くなり、船員たちは積荷を捨て始めました。 

19. その翌日には、もう手当たりしだい、船具までも捨てざるをえなくなりました。 

20. 来る日も来る日も恐ろしい嵐は荒れ狂い、最後の望みも絶たれました。

21. 長い間、だれも食事をしていません。 パウロは船員たちを呼び集め、こう言いました。 「皆さん。 最初から私の忠告を聞いて、『良い港』を出なければよかったのですよ。 そうすれば、こんな目に会わなくてすんだのです。 

22. でも、元気を出しなさい。 船は沈みますが、だれも死にはしません。

23. ゆうべ、私の仕えている神様からの御使いが、そばに立ち、こう知らせてくれたのです。

24. 『恐れることはない。 パウロ。 あなたはまちがいなく、カイザル(ローマ皇帝)の前で裁判を受けるのです。 そればかりか、神様はあなたの願いを聞き届け、同船の人たち全員のいのちも救ってくださいます。』

25. さあさあ、元気を出して、出して。 私は神様を信じています。 神様がおっしゃることにうそはありません。 

26. やがて、私たちはある島に打ち上げられるでしょう。」

27. 嵐になって十四日目のことです。 船はアドリヤ海を漂流していました。 真夜中ごろ、水夫たちは陸地が近いと感じました。 

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