旧約聖書

新約聖書

使徒行伝 23:8-17 リビングバイブル (JLB)

8. サドカイ派は、復活も御使いも信ぜず、永遠に生きる霊もないと主張する一方、パリサイ派は、それらを全部信じていたからです。

9. 議会は大混乱に陥りました。 ユダヤ人の指導者の中にも、パウロは正しいと論じる人が現われるしまつです。 彼らは大声でこう言いました。 「この人は別に悪いことなんかしちゃいないぞ。 たぶんダマスコへ行く途中で、何かの霊か御使いが語りかけたんだろう。」

10. 叫び声はますます大きくなり、人々はパウロを両方から奪い合おうとします。 今にもパウロが引き裂かれそうな勢いです。 心配になった司令官は、兵士たちに、力ずくでパウロを人々から引き離させ、兵営に連れ帰りました。

11. その夜、主がパウロのそばに立って、こう言われました。 「パウロよ。 心配はいらない。 あなたは、このエルサレムでと同じように、ローマでもわたしのことを人々に証言するのだ。」

12-13. 翌朝、四十名以上のユダヤ人が集まり、パウロを殺すまでは飲み食いをしないと誓い合いました。 

14. 彼らは、祭司長と長老たちのところへ行ってその決意を告げ、 

15. 「もう少しパウロを尋問したいとか何とか言って、やつをもう一度議会に立たせるよう、司令官に頼んでいただけないでしょうか。 あとは、私たちが途中で待ち伏せて、うまいこと始末します」と願い出ました。

16. ところが、この陰謀を、パウロの甥が知ったのです。 彼は急いで兵営に駆け込み、このことをパウロに知らせました。

17. パウロは士官の一人を呼び、「この青年を、司令官に会わせてやってください。 重大な報告があるそうですから」と頼みました。

完全な章を読みます 使徒行伝 23