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使徒行伝 21:5-17 リビングバイブル (JLB)

5. しかし、停泊期間も終わり、私たちは予定どおり船に戻ることになったので、人々は家族総出で、浜辺まで見送りに来ました。 互いに祈り合い、別れのあいさつがすむと、

6. 私たちは船に乗り込み、人々は家へ帰りました。

7. ツロの次はトレマイです。 この町のクリスチャンにもあいさつをしましたが、いたのは、一日だけでした。 

8. 翌日には、もうカイザリヤに着き、そこでは、最初の七人の執事の一人であった、伝道者ピリポの家に泊まりました。 

9. ピリポには、預言する力のある未婚の娘が四人いました。

10-11. 数日そこに世話になっているあいだに、やはり預言する力のあるアガボという人の訪問を受けました。 この人は、わざわざユダヤから来たのです。 アガボはパウロの帯を取り、それで自分の手足を縛ってから、言いました。 「聖霊様のお告げです。 『この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人からこのように縛り上げられ、ローマ人に引き渡される。』」 

12. これを聞いた者はみな、この町のクリスチャンも、同行していた私たちも、声をそろえて、エルサレムへは行かないでほしいと、涙ながらに訴えました。

13. しかしパウロは、断固として決心を変えません。 「なぜ泣くのか。 私の心をくじくのはやめてくれ。 主イエス様のためなら、エルサレムで投獄されてもかまわないのだ。 いや、殺されてもいい、とまで覚悟しているのだ。」 

14. もうこれ以上何を言ってもむだです。 「主のお心のままになりますように」と言って、口をつぐむほかありません。

15. しばらくして、私たちは荷物をまとめエルサレムへ出発しました。 

16. カイザリヤのクリスチャンも幾人か同行し、エルサレムに着くとすぐ、最古参のクリスチャンの一人、キプロス島出身のマナソンの家へ案内してくれました。 そこに泊めてもらうことになっていたからです。 

17. エルサレムのクリスチャンはみな、私たちを心から歓迎してくれました。

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