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使徒行伝 20:3-19 リビングバイブル (JLB)

3. そこに三か月の間とどまったあと、船でシリヤへ向かおうと準備を進めていたところ、ユダヤ人たちがパウロの命をねらっているという情報が入ったのです。 急いで予定を変え、北のマケドニヤを通って帰ることにしました。

4. 数人の人が、トルコまで同行することになっていました。 プロの息子でベレヤ出身のソパテロ、テサロニケから来たアリスタルコとセクンド、デルベのガイオ、それにテモテです。 またテキコとトロピモは、トルコの故郷の町に帰るところでした。 

5. 彼らはひと足先に出かけ、トロアスで私たちを待っていました。 

6. 過越の祭りが終わるとすぐ、私たちはマケドニヤのピリピから船出し、五日後にはトルコのトロアスに着いて、一週間そこで過ごしました。三階から落ちた青年

7. 日曜日になりました。 私たちは聖餐式(キリスト教の儀式の一つ)のために集まり、パウロが説教しました。 翌日には出発することになっていたので、話は夜中まで続きました。 

8. 会場の三階の部屋には、たくさんのランプが、あかあかと点されていました。 

9. ところが、話がえんえんと続くので、窓ぎわに腰かけていたユテコという青年は、ぐっすり眠り込み、三階からまっさかさまに落ちてしまいました。 人々が抱き起こした時は、もう死んでいました。 

10-12. パウロは降りて来て、彼を抱きかかえ、「心配するな。 大丈夫だ」と言いました。 すると、驚いたことに、そのことばどおりに、青年は生き返ったのです。 人々の喜びはたいへんなものでした。 一同は、もう一度三階に上がり、聖餐式をしました。 パウロは、そのあとも長いこと説教し、夜明けごろ、ようやく出発しました。

13. パウロは陸路アソスに向かうつもりだったので、私たちは船で先に出発しました。 

14. そして、アソスで落ち合い、いっしょに船でミテレネまで行き、 

15. 翌日にはキヨスの沖を過ぎ、次の日サモスに寄港しました。 その翌日には、もうミレトです。別れのあいさつ

16. パウロは、できれば五旬節の祭りまでにはエルサレムへ行こうと、先を急いでいたので、エペソには立ち寄らないつもりでした。 

17. それで、ミレトに上陸すると、さっそくエペソ教会の長老たちに、船まで会いに来るようにとことづけました。

18. 集まった長老たちに、パウロはこう語りました。「私がトルコに足を踏み入れて以来、どんなふうに生きてきたかは、よくご存じですね。 

19. 私は謙そんの限りを尽くし、涙を流しながら、神様のために働いてきました。 ユダヤ人には命をつけねらわれ、危険な目に会ったのも、一度や二度じゃありません。 

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