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使徒行伝 19:2-20 リビングバイブル (JLB)

2. 「ところで、信じた時、聖霊様を受けましたか。」「いったい何のことでしょう。 聖霊なんて聞いたこともありません。」

3. 「それじゃあ、バプテスマ(洗礼)を受けた時、どんな信仰告白をしたんです?」「バプテスマのヨハネの教えた……。」

4. これを聞いたパウロは、ヨハネのバプテスマは、罪を離れて神に立ち返る決意を表わすものだから、それを受けた者が、ヨハネの証言どおり、あとから来られたイエスを信じるのは、当然のことだと説明しました。

5. 彼らはすぐ、主イエスの名によってバプテスマを受けました。 

6. そして、パウロが彼らの頭に手を置くと、聖霊が下りました。 すると彼らは、外国語で話したり、預言したりし始めたのです。 

7. みなで十二名ほどの人でした。

8. このあと、パウロは会堂で、三か月の間、安息日ごとに大胆に説教し、神の国のことを教えました。 

9. 中には、パウロの話を非難し、人々の面前で、キリストに逆らうことばを吐く連中もいました。 そんな連中は、もう二度と相手にしないことに決め、会堂での説教はそれっきりになりました。 代わりに、クリスチャンたちを誘って、ツラノの講堂で別の集会を開き、毎日そこで説教しました。 

10. これが二年間も続いたので、トルコのアジヤ地方に住む人たちは、ユダヤ人だろうが外国人だろうが、主の教えを聞かない人は、ほとんどいないほどでした。 

11. しかもパウロは、すばらしい奇蹟を行なう力にも恵まれたので、 

12. 彼の手ぬぐいや、前かけを病人にかけるだけで、病気は治り、悪霊は出て行きました。

13. ところで、町から町へと渡り歩く、ユダヤ人の魔よけ祈祷師の一行がありました。 そこで、試しに主イエスの名を使ってみようという話が持ち上がり、「パウロが伝えているイエスによって命令する。 出て行けっ!」と、まじないを唱えることにしました。 

14. こんなことをしたのは、実は、ユダヤの祭司長スケワの七人の息子たちでした。 

15. ところが、悪霊に取りつかれた人に実際に試してみると、結果はさんざんでした。 悪霊は、平然と「イエスなら知ってる。 パウロだって知ってる。 だが、おまえらは何者だ」と言い返してきたのです。 

16. そればかりか、悪霊に取りつかれた男が、一行のうちの二人に飛びかかり、めったやたらになぐりつけたので、裸にはされるし、重傷は負うしで、命からがら、やっとその家から逃げ出しました。

17. この出来事は、あっという間に、エペソ中のユダヤ人やギリシヤ人に伝わり、町中が大きな恐れに包まれると同時に、主イエスの御名がほめたたえられました。 

18-19. それまで魔術を行なっていた信者たちも、そのことを告白し、呪文の本やお札を持ってきて山と積み上げ、みんなの見ている前で焼き捨てました。 ざっと見積っても、銀貨五万枚にはなりそうな量でした。 

20. このこと一つ取ってみても、この地方一帯が、どれだけ神のことばによって揺り動かされたか、よくわかります。エペソでの騒動

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