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使徒行伝 15:22-38 リビングバイブル (JLB)

22. 使徒や長老たちをはじめ会衆一同は、パウロとバルナバと共に、アンテオケまで代表を派遣し、この決定事項を報告することを決議しました。 そこで選ばれたのが、教会の指導者、ユダ〔別名バルサバ〕とシラスでした。

23. 二人が持って行った手紙には、こう書いてありました。「使徒および長老たち、ならびにエルサレムのクリスチャンから、アンテオケ、シリヤ、キリキヤの外国人クリスチャンの皆様へ、

24. こちらから行った何人かのクリスチャンが、いろいろなことを言って、皆様をまどわせ、救いにまで疑問をいだかせたことを、確かにうかがいました。 しかし、誤解なさらないでください。 私たちがそのような指示を与えたわけではありません。 

25. それでこの際、愛するバルナバとパウロと共に、二人の正式な代表を派遣するのが最もよい方法だと、全会一致で決議しました。 

26-27. 代表のユダとシラスは、主イエス・キリストのために、いのちを危険にさらしてきた人たちです。 この人たちが、今回の問題についての決定を、口頭でお伝えするはずです。

28-29. すなわち、偶像に供えた物を食べないこと、しめ殺した動物の肉は、血を抜かないままで食べないこと、血を食べないこと、それから、もちろん不品行を避けることです。 これ以外のユダヤ人のおきてを押しつけるようなことは、好ましくありません。 それは、聖霊様もお示しになったことですし、私たちも、そう判断するのです。 皆様には、これだけ守っていただけば十分です。敬具」

30. 四人は、すぐにアンテオケに向かい、クリスチャンの総会を召集して、この手紙を手渡しました。 

31. 人々が、この手紙で、たいへん慰められ、喜びにあふれたことは、言うまでもありません。

32. ユダとシラスは、二人ともすぐれた説教者だったので、多くの説教をして、人々の信仰を力づけました。 

33. こうして数日が過ぎました。 ユダとシラスは、エルサレム教会への感謝とあいさつを託されて、帰って行き、 

34-35. パウロとバルナバは、そのままアンテオケにとどまりました。 そこで説教したり教えたりしている人たちに、協力したのです。パウロとバルナバ決裂

36. しばらくたつと、パウロはバルナバに、「どうだろう、またトルコへ行っては? 以前に説教した、ほうぼうの町で、クリスチャンたちが、その後どうしているか、ぜひこの目で確かめようじゃないか」と誘いかけました。 

37. バルナバも、これには賛成でした。 ところが、問題はだれを連れて行くかです。 バルナバはマルコと呼ばれるヨハネを考えていました。 

38. しかし、パウロは反対でした。 というのは、ヨハネはこの前の時、パンフリヤで、さっさと一人だけ先に帰ってしまったからです。 

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