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使徒行伝 15:1-10 リビングバイブル (JLB)

1. パウロとバルナバがアンテオケにいた時のこと、ユダヤから来た人たちが、クリスチャンに、古いユダヤの習慣どおり割礼(男子の生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けなければ救われない、と教え始めました。 

2. パウロとバルナバは、このことで彼らと激しく対立し、大論争が持ち上がりました。 それでとうとう、この地方の人を何人かつけて、パウロたちをエルサレムにやり、この問題について使徒や長老たちと協議してもらうことになりました。 

3. 一行は、町の外で、教会員全員の見送りを受けて出発しました。 途中フェニキヤとサマリヤの町に立ち寄り、外国人も次々に主イエスを信じるようになったというニュースを告げて、クリスチャンを大いに喜ばせました。

4. エルサレムに着くと、教会員と指導者たち――使徒全員と長老たち――一同が出迎えました。 そこで、パウロとバルナバは、今回の伝道旅行で、神がどんなことをしてくださったか、ありのままを報告しました。 

5. しかし、主イエスを信じる以前はパリサイ派だった人たちのうちの何人かが立ち上がり、外国人といえども、クリスチャンになった以上は、割礼を受け、ユダヤの習慣や儀式を残らず守るべきだと主張しました。 

6. そこで使徒と長老たちは、この問題に決着をつけるため、会議を開きました。

7. 激しい論争が続いたあと、ペテロが立ち上がり、意見を述べました。「皆さん、お忘れですか。 ずっと以前、外国人もこのすばらしい知らせを聞いて信じるために、神様が私をお選びになったことを。 

8. 人の心を何もかもご存じの神様は、ご自分が外国人をも受け入れておられることをわからせようと、私たち同様、彼らにも聖霊様を与えてくださったではありませんか。 

9. 神様は、外国人とユダヤ人を少しも差別なさいません。 だからこそ、私たちと同じように、信仰によって、彼らの心をもきよめてくださったのです。 

10. それなのに、どうして、私たちにしても、私たちのご先祖にしても背負いきれなかった重荷を、彼らに負わせようとするのですか。 そんなことをしたら、それこそ、神様がなさったことを訂正するようなものです。 

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