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使徒行伝 13:15-25 リビングバイブル (JLB)

15. いつものとおり、モーセの書と預言者の書からの朗読がすむと、会堂の管理人たちが、二人に言ってよこしました。 「おふた方。 何かお話ししていただけますか。 よろしかったら、お願いします。」

16. そこで、パウロが立ち上がり、会衆にあいさつしてから、話し始めました。「イスラエルの人たち、ならびに、ここにおられる神様を敬う皆さん、お聞きください。 まず、私たちの歴史からお話ししましょう。

17. イスラエルの神様は、私たちのご先祖をお選びになりました。 そして、エジプトで奴隷にされた彼らを、目を見張るような方法で救い出し、名誉を回復してくださったのです。 

18. 彼らが荒野をさまよい歩いた四十年の間も、ずっと養い続けてくださいました。 

19-20. また、カナンの七つの民族を滅ぼし、その土地を相続財産として、分配なさいました。 こうなるまでに約四百五十年もかかりました。 そのあとは、預言者サムエルが現われるまで、さばき人が国の秩序を保っていたのです。

21. やがて人々は、王がほしいと言いだしました。 そこで神様は、ベニヤミン族のキスの息子サウロを王とし、四十年間、国を治めさせました。 

22. しかし、そのサウロも神様に退けられ、代わりにダビデが王になりました。 このダビデのことを、神様は『エッサイの息子ダビデこそ、わたしの心にかなう者、わたしの意志に完全に従ってくれる者だ』と言われました。 

23. このダビデ王の子孫から、約束どおり、イスラエルの救い主、イエス様を起こしてくださったのです。

24. この方がおいでになる前に、バプテスマのヨハネは、イスラエルの全国民が罪を捨て、神様に立ち返らなければならないと教えました。 

25. そのヨハネが、働きを終える時、こう言いきったのです。 『あなたがたは、私をだれだと思っているのか。 私はメシヤ(救い主)ではない。 ほんとうのメシヤはまもなくおいでになる。 この方に比べれば、私など、全く取るに足りない。』

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