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使徒行伝 11:12-29 リビングバイブル (JLB)

12. 聖霊様は、相手が外国人であることなど気にかけず、いっしょに行けとおっしゃいました。 ここにいる六人のクリスチャンも、同行しました。 こうして、使いをよこした人の家に着きました。 

13. その人が説明するには、御使いが現われ、ヨッパにいるシモン・ペテロを招け、と言われたというのです。 

14. そして御使いは、『ペテロは、あなたとあなたの家の者たちが救われるには、どうしたらよいか教えてくれます』と告げたそうです。

15. 私は彼らに、神様のすばらしい知らせを語りました。 ところが、説教を始めるとすぐ、彼らにも聖霊様が下ったのです。 まさに、あの最初のときと同じ光景でした。 

16. その時、私は、『ヨハネは水でバプテスマ(洗礼)を授けたが、あなたがたは聖霊様によってバプテスマを授けられる』と言われた主のことばを、ふと思い出したのです。

17. 私たちが、主イエス・キリストを信じた時に与えられたのと同じ贈り物が、外国人にも与えられたという、まぎれもない事実を前にしては、だれが神様に、とやかく申せましょう。」

18. ペテロの説明に、疑問は氷解しました。 一同は、「神様は、外国人にも、神様に立ち返って永遠のいのちをいただく特権を、お与えになったのだ」と、口々に神を賛美しました。アンテオケ教会の成立

19. 一方、ステパノの死をきっかけとして起こった迫害のために、エルサレムから逃げ出したクリスチャンは、フェニキヤ、キプロス、アンテオケにまでも足を伸ばしました。 そしてそれぞれの所で、神様のすばらしい知らせを語ったのですが、相手はユダヤ人に限られました。 

20. しかし、何人かのキプロス出身とクレネ出身のクリスチャンは、アンテオケで、主イエスについての教えを、ユダヤ人だけでなく、ギリシヤ人にも伝えました。 

21. 主がいっしょに働かれたので、大ぜいの外国人がクリスチャンになりました。

22. このニュースを耳にすると、エルサレムの教会は、新しくクリスチャンになった人たちを助けようと、さっそくバルナバを派遣しました。 

23. アンテオケに到着したバルナバは、神のなさるすばらしいことを見て、深く感動し、喜びにあふれました。 そしてクリスチャン一人一人に、どんな犠牲をはらってでも、絶対に主から離れないようにと忠告し、励ましました。 

24. バルナバは聖霊に満たされた、信仰のあついりっぱな人でした。 こうして、たくさんの人が主イエスを信じるようになったのです。

25. このあと、バルナバはパウロを捜しに、タルソへ行きました。 

26. 捜し当てると、アンテオケに連れて来て、二人でまる一年とどまり、新しくクリスチャンとなった多くの人々を教えました。 〔そもそも、このアンテオケで、キリストを信じる者たちが、初めてクリスチャンと呼ばれるようになったのです。〕

27. ちょうどそのころ、何人かの預言者がエルサレムからアンテオケにやって来ましたが、 

28. その中の一人アガボが、ある集会の席上で、大ききんがイスラエル全地に起こる、と聖霊によって預言しました。 はたしてこの預言は、クラウデオの治世に事実となりました。 

29. そこで、アンテオケのクリスチャンは、協議の結果、ユダヤのクリスチャンのために、できる限りの援助をすることになりました。 

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