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使徒行伝 10:3-14 リビングバイブル (JLB)

3. ある日の午後、彼は幻を見ました。 午後三時ごろのことで、意識ははっきりしていました。 幻の中で、御使いが現われ、彼のところへ来て、「コルネリオよ」と呼びかけるではありませんか。

4. じっと御使いを見つめていると、なんだか恐ろしくなりました。 「どんなご用でしょうか。」「あなたの祈りも、良い行ないも、神様はすべてご存じです。 

5-6. さあ、ヨッパに使いをやって、シモン・ペテロという人を捜させなさい。 海岸沿いの皮なめし職人シモンの家にいます。 彼に、ここへ来てくれるように頼みなさい。」

7. 御使いが姿を消すとすぐ、コルネリオは使用人二人と、神を敬う側近の兵士一人とを呼び寄せました。 

8. そして、このいきさつを話し、ヨッパへやりました。

9-11. 翌日、三人がヨッパの町に近づいたころ、ペテロは祈るために屋上に上がりました。 正午ごろのことで、お腹がすき、食事をしたくなりました。 ところが、昼食の用意がなされている間に、とろとろ夢ごこちになったのです。 ふと見ると、天が開け、四すみをつった大きな布のようなものが降りて来ます。 

12. 中には、ユダヤ人は食べることが禁じられていた蛇や鳥など、あらゆる種類の動物が入っています。

13. そして、「さあ、どれでも好きなものを料理して食べなさい」という声が聞こえました。

14. 「主よ、とんでもありません。 生まれてこのかた、口にしたこともないものばかりです。 ユダヤのおきてで禁じられているのですから。」

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