旧約聖書

新約聖書

使徒行伝 10:18-33 リビングバイブル (JLB)

18. 「こちらにシモン・ペテロという方が泊まっておいででしょうか」と尋ねました。

19. 一方、ペテロは、今しがたの不思議な幻のことをあれこれ考えあぐねていると、聖霊がこうおっしゃいました。 「三人の人が、あなたに会いに来ました。 

20. さあ降りて、その人たちに会い、いっしょに出かけなさい。 心配はいりません。 わたしが、その人たちをよこしたのだから。」

21. そこでペテロは下へ降り、「お尋ねのペテロは、私です。 どんなご用でしょうか」と尋ねました。

22. すると三人は、ローマ軍の士官コルネリオが、たいそう信心深い人で、ユダヤ人みんなから好意を持たれていることや、そのコルネリオのもとに現われた御使いが、ペテロを招いて神のことばを聞くように指示なさったいきさつなどを話しました。ペテロ、コルネリオを訪問

23. ペテロは三人を家に招き入れて一晩泊め、翌日いっしょに出かけました。 ヨッパの信者も数人、同行しました。

24. 一行がカイザリヤに到着したのは、次の日でした。 コルネリオは、親類の者や親しい友人たちを呼び集め、一行を、今や遅しと待ち受けていました。 

25. そして、ペテロが家に入ると、その前にひれ伏して礼拝したのです。

26. ペテロはそれを押しとどめました。 「お立ちなさい。 私は神様じゃありませんよ。」

27. コルネリオは立ち上がり、しばらく二人で話し合ってから、人々の待つ部屋へ入りました。

28. ペテロは一同に言いました。 「このようにして外国人の家に入ることが、ユダヤのおきてで禁じられていることは、よくご存じでしょう。 ところが神様は私に、どんな人をも差別してはならないと、幻で示してくださいました。 

29. ですから、お招きを受けた時、何のためらいもなく、やって来たわけです。 ところで、いったいどんなご用があるのでしょう。」

30. コルネリオが口を切りました。 「実は、四日前の午後のことです。 ちょうど今ごろですが、いつものように祈っておりましたところ、突然、輝くばかりの衣をまとった人が、目の前に現われたのです。 

31. その人は、『コルネリオよ。 あなたの祈りも良い行ないも、神様はすべてご存じです。 

32. さあ、ヨッパに使いをやって、シモン・ペテロという人を招きなさい。 海岸沿いの皮なめし職人シモンの家にいます』とおっしゃいました。 

33. それで、すぐあなた様を迎えにやったのですが、こんなに早々とお越しいただいて、何とお礼を申し上げてよいやら……。 私たちは今、主があなた様にお命じになったことを、一つ残らずうかがおうと、こうして神様の前に出て待っているのです。」

完全な章を読みます 使徒行伝 10