旧約聖書

新約聖書

使徒行伝 1:11-26 リビングバイブル (JLB)

11. 「ガリラヤの人たちよ。 なぜ空ばかり見上げているのですか。 イエス様は天にのぼりましたが、いつかまた、今と同じようにして、地上へ帰って来られるのです。」

12. このことが起こったのはオリーブ山でした。 そこから一キロほど歩いてエルサレムに戻るとすぐ、 

13-14. 使徒たちは、泊まっていた家の二階で、祈り会を始めました。 そこにいたのは次の人たちです。ペテロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、ピリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、ヤコブ〔アルパヨの息子〕、シモン〔「熱心党」という反体制グループのメンバー〕、ユダ〔ヤコブの息子〕、イエスの母、兄弟たち、何人かの婦人たち。

15. この祈り会は数日間続きました。 ある日、百二十人ほども集まっていた時、ペテロが立ち上がり、次のように提案しました。

16. 「皆さん。 暴徒どもの手引きをした裏切り者のユダには、聖書のことばどおりのことが起こりました。 そうならなければならなかったのです。 ずっと昔、聖霊様によって、ダビデ王が預言したことだからです。 

17. ユダは、使徒にも選ばれた、私たちの仲間でした。 

18. ところが彼は、裏切りでもうけた金で畑を手に入れたものの、まっさかさまに落ちて、体が裂け、はらわたがみな飛び出すという無残な死に方をしたのです。 

19. この出来事は、あっという間にエルサレム中に広まり、いつしか、人々はその場所を『血の畑』と呼ぶようになりました。 

20. 実は、聖書(旧約)の詩篇の中で、ダビデ王が『彼の家は荒れ果て、だれも住まなくなれ』『彼の仕事を、ほかの人に与えよ』と預言しています。

21-22. だから今、ユダの代わりにほかの人を、イエスの復活の証人に選ばなければなりません。 選ばれる者の資格ですが……、何と言っても、初めから私たちと行動を共にしてきた人でなければいけません。 そう、イエス様がヨハネからバプテスマを受けて以来、別れを告げて天にのぼられるまでの間、ずっと私たちといっしょにいた人です。」

23. 一同は二名の候補者を立てました。 ユストというヨセフ〔別名バルサバ〕と、マッテヤです。

24-25. それから、ふさわしい人が選ばれるように、みな一心に祈りました。 「ああ、主よ。 あなた様はすべての人の心をご存じです。 どうぞ、裏切り者のユダの代わりに、二人のうち、どちらを使徒にお選びになるか、お示しください。 ユダは当然行くべき所に行ってしまいました。」

26. いよいよくじを引きます。 当たったのは……、マッテヤです。 こうして、ほかの十一人に、彼が使徒として加わることになりました。聖霊が下る

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